tabiyuki

忘れないように旅の記録をつけてます(古い思い出し記録も多い)

フランス(パリ)

【古い旅の備忘録】2023.2.20記

2006.3.15

成田発で、珍しく直行便に乗ったかもしれない。
北回りの飛行機から。見渡す限り雪山。

1日目

今回の滞在はパリだけなので空港から以外は地下鉄も車も使わなかったけど、それで大抵のとこには行けてしまうからパリはすごい。
気温は3月の日本よりちょっと寒い感じで、コート無しではでかけられない。

シテ島の端っこあたり、サンジェルマン・デ・プレのシタディーヌにチェックイン。ここはアパートメントタイプのホテルなので、めいっぱい動きまわって気楽に滞在するにはとても便利。うちは海外旅行だとテイクアウト食も多いのでその点でも良い。

この日はちょっと近所を散歩するぐらいで、お寿司をテイクアウトして終了。お寿司はすし飯が甘くてあんまりおいしくなかった笑


2日目

オペラ・ガルニエの前を通って、マドレーヌ寺院前、コンコルド広場、シャンゼリゼと、パリに行ったことなくても知ってるぞ~!という場所を行脚。フランスもパリも初めてなので、歩いてるだけで楽しい。これを書いてる今だと、ツールドフランスを毎年見てるので余計「映像でいつも見てるやつ!」となる。


サント・シャペル教会は中も入ってみる。
ステンドグラスが見事なのに、暗いところの撮影に素人カメラがついていけない時代なのでぼんやり写真しかない。裸眼で見た世界みたい。


前を通っただけのパレ・ド・ジュスティス


ホテルの近くの子ども服屋さん。

サテン生地にスモッキングのクラシカルなデザインと色がかわいい。
当時は学生だったんだけど、その後なんの導きか子ども服アパレルでデザイナーするので、なんかおもしろいね。この時から結構好きだったんだろうな。


3日目

またオペラ・ガルニエへ行き、今日は中に入ります。





オペラ座の怪人は見てたので、テンション上がる~!
この頃の建築とか内装って、ほんと盛りに盛りを重ねた感じですごい。それでも下品にならないところもすごい。

サンサーンスだ!


オペラ・ガルニエ後はギャラリー・ラファイエットに寄ってお買物。デリもおいしそうだったな〜。
パリ滞在中はまだ日本進出前のPAULばっかり行ってたかも。名の通り街角にたくさんあるし自分には好みの味だったから。ルバーブのタルトが好き。今も好き。


あとはルーヴル美術館へ。
広いから全部真剣に見てたら大変なので掻い摘んだ記憶だけど、もう一回行きたいな。美術館の感想は大変情緒が無い言い方をすると、教科書で見たやつがいっぱいある…!!という感じ。そんなわけなので、今もう一度行きたいですね。


みんな大好きニケ。
あと写真撮影OKなことにびっくりした。当時日本ではあまり写真OKじゃなかった気がする。


同じルーヴル宮にあるから、突発でパリ装飾美術館も、確か行ったな。服飾の学生ではなかったけど興味があったので。Google Map見ると、展示も結構変わってそうでまた行きたいなあと思う内容。


ホテルはポン・ヌフのすぐそば。
ルーヴル宮からてくてく歩いて帰った夕方の船乗り場。船は一度も乗らなかった。


4日目

初日にも散歩で前までは来たんだけど、改めてノートルダム大聖堂。まだ火事になる前だ。中は撮影禁止だったのかな、写真が無い。写真が無いとなんも思い出せなくて辛い。大人になると目に焼き付かないなあ😭


マリー・アントワネットが処刑までの間を過ごした牢獄コンシェルジュリー。今はタブレットを渡されて詳しく解説を見ながら回れるらしい。いいな。

小学生の頃ベルサイユのばらを読んでたので、マリー・アントワネットに思い入れがあるわけではないけど、どうしても興味のある場所。なにも伝わらない写真しかないけど、行けてよかった記憶がある。


コンシェルジュリーの並びにあるサンジェルマン・デ・プレ教会。前を通っただけ。


ちょっと長めに歩いてドラクロワ美術館へ。

途中で素敵な雑貨屋さんを覗いたりして、街歩きが楽しかった日。
ドラクロワ美術館はドラクロワのアトリエ兼自宅をそのまま美術館にしているので、点数は少ないものの住居を見るのも好きなのでかなりよかった。
中庭のベンチでのんびりもできる。


最後は国立中世美術館

他の観光場所は母に任せてたんだけど、ここだけは私のリクエストで組み込んでもらってた。テキスタイルデザイン科だったので、授業で習ったユニコーンの綴織を見たかった。すごい大きかった。大きい分、自分が学校で織ってた綴織よりだいぶ粗いんだなと思ったけど、コンピュータージャカードじゃなくこのサイズを手織り?!て思ったら気が遠くなる!しかも6枚もある!ってなりました。
なかなか観に行ける機会も無いので、勉強してた頃タイムリーに行けたのは嬉しかったな。


結構タフに周って疲れたけど、最後の夜だったので個人経営のこじんまりしたレストランで外食。店はGoogle Mapで探し出せなかった。
母がスープが飲みたいって言ってありそうな店を選んで入ったのに結局スープ無かった気がする😌
私が食べたメインはヒレ肉のローストにブルーベリーソースがかかってる料理で、ブルーベリーソースが普通に甘かったから塩気が欲しかった笑 添えられてる大量のマッシュポテトも塩味が薄く、ひたすら胃を膨らませていくだけなのでなんかの修行みたい。
メインをこなすと、デザートのオレンジ風味のブリュレがかなりこってりめで畳み掛けてきて、胃の悲鳴が聞こえる。さらに両親が食べきれなかったデザートを押し付け…いや、お裾分けしてくれたため、クロカンブッシュも食べた。完全に限界を超えてたので、ホテルまでの帰り道が大変だった〜!大体マッシュポテトのせいなんだけど!
美味しかった食べ物の記憶はあんまり無いのに、こういう強烈というか苦しかった体験は覚えてるから、おいしい方を覚えてて欲しいよ笑
まあ、笑い話だからいいんだけど。今ならもう少し美味しそうな店をちゃんと見つけると思う。Google Mapありがたいね。

そんなこんなで初のパリ旅から帰国したけど、やっぱり街歩いてるだけで楽しいし美しいものがあるのがよかったな。また夏とかにも行きたいな〜なんならツール・ド・フランス行きたい一度くらい。