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忘れないように旅の記録をつけてます(古い思い出し記録も多い)

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京都🌸(北野天満宮展→東本願寺→東寺→観智院→養源院→転法輪寺)

【だいぶ前のふりかえり旅行記
5年前の桜開花前の京都思い出し記録です。
書いてるのは2024年3月。
思い出し記録を書いていると、写真が下手で(スマホの性能差もあると思うが)ワーン!😭となるな…まあ記録写真だからいいか。

さて、ティーンの頃から、京都に行っても寺ばかり行って神社に行った記憶がほとんど無い。
なぜなら仏像やお堂などの仏教美術が好きだからだ。
前にも書いたかもしれないけど、大学受験の頃仏教美術が学べて4年になったら仏像彫ったりできる科があるところも見学に行ったりしていた。宗派が自分の信条と合わないから受験しなかったが、まあ、それぐらい興味があったという話です。
あとは神仏習合で発展した文化を良いなと思っているので、やっぱり明治維新廃仏毀釈に腹を立てているのもあったりなんだりで。
でも一番大きいのは、神社ってあんまり屋内拝観ができないからかもしれないなー。線香の香り漂う非日常な建物に入って、美術的なものを見るとか、建物そのものを味わうのが楽しいからやっぱり。
逆に、屋内にがっつり入れる神社を私が知らないだけかもしれないので、あるなら教えてほしくもある。

しかし刀剣は結構神社に奉納されているので、刀剣乱舞づたいで、ここにきて必然的に神社参拝の機会が増えた。刀剣乱舞的には兄者こと髭切が奉納されている北野天満宮も、私の姉のマリさんが髭切と膝丸推しのためすっかり何度も訪れている。北野天満宮はさすがに有名なので知っていて、菅原道真も好きな部類の歴史上人物だけど、ここもやっぱり刀剣乱舞以前は行ったことが無かった。そう思うと行く機会が与えられてよかったな~。

今回は、そんな北野天満宮にまつわる展示を見に行くのが主目的の旅です。
www.bunpaku.or.jp

2019.3.16(土)

主目的と言いながら、旅程のトップに組んだため最初からメインディッシュである。笑
展示のメインビジュアルは、北野天神縁起絵巻の道真公の怒りのシーンの雷。

このシーンは、初めて北野さんに行った時にクリアファイルで買って、それ以来旅のお守りのようにいつも持ってってます。クリアファイルの中に下敷きを一枚入れておくと寺や美術館で貰った紙類を道中きれいに持っておけるので、私の旅の必携アイテム。

展示内容はすごく良くて、神仏習合の強い神社の方が好きなので北野天満宮の成り立ちをちゃんと学んだら自分にぴったりの神社だった。よかった。と、当時の呟きに残っていた。
行ったことない神社に行くと、気が合わないところ(ナショナリズムが強過ぎるとかまあ、そういう)がまあまあな確率であるので、行く時は正直ひやひやしている。気が合わなかった時は「気が合わなかったな」と思って切り替えるようにしてるけど、もやっとするのはもうしょうがない。
なので、できれば好きでいたい神社が気が合ってると、ほっとするのだ。実際の内情とかはもちろん知らないけど、少なくとも展示から伝わることはそのまま神社の方向性として受け止めていいだろうと思うので。

あと、一年前の夏にたまたま行って結構気に入ってる曼殊院と関わり深いのもおもしろかった。旅で色んな寺に行って得た情報が思わぬところから繋がって、あーこれがやめられない旅とか歴史の楽しさだなって思う。

展示物は様々だったけど、初めてちゃんと道真公の漢詩を読んだのも記憶に残ってる。本当に美しい……11歳の時に書いたものもすごく大人っぽいというか色気のある美しい表現で、漢詩や和歌に詳しくない私も素直に惚れ惚れしてしまった。
お土産のポストカードたちもすごく良かったので色々購入。北野さんはいつも授与物のセンスが良い。


旅のしょっぱなからボリュームある展示を見て満足したのち、お昼は五条のビストロへ。
アスペルジュ ブランシュ

かわいい青い扉の小さなお店。
コースはおまかせで、パテとバゲットがとってもおいしかった。


バゲットおいしすぎて、自家製なのか、買ってるならどこから買ってるのか教えてほしかったくらい。
最近はディナーのみの営業となってしまったので、夕飯はいつも決まった店に行っちゃうから行けていないんだけども…。リーズナブルでおいしい、感じの良いご夫婦でやられているところです。


食後、店から歩いてすぐの東本願寺へ。
とにかく規模が大きくて広く、中も入れるのでのんびりうろうろ。寺の建物内を歩くのがとにかく好きなので、靴脱いで上がれることがわかると嬉しさ倍増である。

この時の旅行、結構記憶があやふやで、実は東本願寺に行ったのか西本願寺に行ったのかわからなくなっていた。そこで姉の写真フォルダからもエビデンスを拾っていたら正解がわかる写真がちゃんとあって、ワーッ!と盛り上がってしまった。2人で行ってるとこういう時にありがたいですね~。「寺の背景に京都タワーがこの角度で見えるから東だ!」て言ったら、コナンくんみたいなこと言ってると笑われました。笑

東本願寺外回りにある仏教標語がなかなかおもしろかったんだけど、これが私のお気に入り。

私の欲望なんて常に在庫過多ですよ。足るを知らない自分を笑って、TwitterのIDがtarushirazuなんだから…


お次はてくてく歩いてJRを越えて、東寺です。
新幹線から見える五重塔が京都に来たなー感あって、行ったことなくても知ってるお寺ですが、初参拝。
桜の開花前、まだ混まないことを見越してこの時期に来たけれど、ソメイはまだまだ蕾が固い様子だった。咲いたら綺麗だろうな。

東寺の金堂にある薬師三尊はライディングがとても素敵で月光菩薩が特に色気ある雰囲気で最高に良かった!!!
東博の展示のために講堂の仏像はだいぶ東京出張中だったので、揃ってる時にまた来たいなと思ったら翌年の11月に夜間拝観で立体曼陀羅完全版を見ていた。ブログでなぜか立体曼陀羅に言及してなくて、感想をメモっておいてくれ自分…となった。
↓その時の役に立たないブログ
tabiyuki.hatenablog.com


広い東寺のメインぽいとこからちょこっと出て、洛南高校の向かいにある観智院にも初参拝。
三椏が綺麗に咲いてた。観智院はこじんまりしてて茶室や坪庭、石庭が美しい良いところ。


観智院でもう拝観時間いっぱいという感じだったから、歩いて京都駅に戻り荷物をPUしてバスで七条の宿へ。思えば、刀剣乱舞以降の京都旅でいつも使っていた旅館やまとさんの閉業前に泊まったのはこれが最後だった…。

さて、荷物を置いて一息ついてから、花灯路見つつ夕飯に向かいます。


産寧坂のあたりは人が多いからあまり行かないんだけど、この時は意外と混んでいなかったかも。夜は特に、やっぱりきれい。


夕飯はいつもの御旅屋さん。


合鴨の煮麺、鯛のもち米蒸し、鯛の白子茶碗蒸し、と大好きなメニューばかりの回。鯛のもち米蒸し、最近出してる時に行けてないかも。寒い夜だったから梅酒お湯割りと熱燗がしみた~。

気持ちよく飲んだあと、だらだら30分ほど歩いて宿に戻るのも楽しくて好き☺️電車乗って帰らないでいい時に飲むのが一番気分が良い!


2019.3.17(日)

今朝は20年以上ぶりに宿のすぐ近く、養源院へ。

昔も血天井が見たくて行ったんだけど、改めて行くとおもしろい。鳥居元忠の顔跡までよく見えたなぁ。
子どもの頃家に「淀君」って伝記少女漫画があって読み込みまくってたから浅井三姉妹には詳しくて、それが養源院で役に立ったのもおもしろかった。子どもの時に読む歴史漫画って頭によく残ってる。


その後は京阪で移動して、Dai's Deli & Sandwiches 六角店(もう閉業してる……)でランチ。
スモークサバサンド美味しかった😋

そして大好きなSUGiTORAさんのはしご😋😋
季節メニューが無い時期だったので、定番のラムレーズンとイチゴのパフェを。間違いなくおいしい。


そしてこの時俄にパンブームだったので、京都のパン屋巡りするか!などと思い、麩屋町通りと六角通りが交差するあたりにあるワルダーに行ってみた。

惣菜パンよりとにかくフランスパン系の食事パンが好きなので、丸いフィグのとベリーのを購入。本当はプレーンなバゲットも欲しかったんだけど、さすがにバゲット抱えてその後寺を数件回って新幹線乗るのは躊躇われて断念した。

しかし結局これ以降パン屋巡りはしていない…。まあ、観光客が京都でわざわざせんでもいいか、と思ったというか。京都で他にしたいこと、食べたいものがありすぎるのと、地元と東京のパン屋に満足してるというのもあるかもしれない。
ちなみにワルダーのパンはちゃんとおいしい。ドイツっぽいのが好きな方は特に良いかも。


その後、パンを抱えながら地下鉄と嵐電を使って、仁和寺の後ろあたりにある転法輪寺へ。

普段は公開してないお寺だけど、小さなところなので中にこんな大きな大仏がいるとは!とびっくりする。小さいとこに大きいものがあると、よりスケール感が感じられておもしろいなあ。

涅槃図もとても大きいんだけど、動物たちも皆お釈迦様を見てるのに猫だけは鼠を見てるわけを教えて貰えたり、楽しかった!

ところでここは木魚も巨大で、日本で二番目に大きい木魚だそう。一番は北海道のお寺さんなんだって。

法輪寺は冬の特別公開ラインナップに入ってたので行ってみたんだけど、特別公開系はお寺の方の解説付きの場合が多いからやっぱり楽しい。なんでもない時に好きに見るのもいいんだけど適度に解説もらえるのはありがたいよね。


今回の旅はこれにて終了なのでいつもどおり伊勢丹の地下でお寿司買って新幹線で帰宅。
そういえば珍しく大覚寺北野天満宮も行ってない回だ。北野展には行ったが本体には行かないという。笑

ロードバイク趣味の話④千葉の真ん中はいいぞ!

特に隠す気もない千葉県民なんですが、ロードバイクに乗るまで千葉の真ん中の方ってあんまり行ったことが無かった。チーバくんの胃のあたりって言ったらわかりやすいだろうか。車で行くなら館山とか銚子とか、海沿いの端の方まで行っちゃうのでなかなか目的がないと行かない場所です。
ではなぜ真ん中に行くことになったかというと、ロードバイクでちょっと気合入れた距離と高低差を乗りたいって時にちょうどいい場所なのです。なおかつ輪行するほどの遠出じゃない。
私は平地巡行を愛してるので積極的にはヒルクライムはしない主義なんですが、姉のマリさんはちょっと坂登りたい派。そんなマリさんが軽めのヒルクライムルートを恐る恐る提案してきたので、じゃあ行こうかとなったのが千葉の真ん中、長柄町近辺開拓の始まりでした。

この辺だよ!

2021.5.8(土)

9:00に出発!
せっかく行くなら、おいしい店に立ち寄って道中の行動食を買おうと、一度寄ってみたかった幕張のパイ屋さんに寄った。ロードバイクに乗ることは、食を楽しむことも絶対にセットなのだ…罪悪感なく食べられるカロリー消費をするからね!
PIE&COFFEE mamenakano


そこからしばらくはおもしろくない千葉の市街地を走り、いよいよクライムが始まる大仏通りという道に入る。
大仏、なかなか、これはなかなかキツいルートだぞ…!両脇にゴルフコースがあり、それは、絶対アップダウンがあるやつだよ!
下り坂を見ると、下ったら上らされるんでしょ?!いやだ!下りたくない!て言う人なんですよ私!でもクライムするためにこの道に来てるんだから当たり前か……と支離滅裂なことを考えながら上っていた。結構なきつさに、マリさんは私がいつ「もう帰る!」って言いだすかひやひやしてたらしい。

まあ、ヒイヒイ言いながら登り切り(実際にはきつくなると無言になる)、無事に長柄町にあるカフェにたどり着いた。ランチです!

caffe e pane macchinetta
大仏通りに入る前に電話で予約を入れてたんだけど、すぐ満席だったから予約して正解だった!
見落としそうな入口に、素敵なおうち。

色んな種類の地場野菜が入ったサラダはとってもおいしい。

ご飯が多古米で、炊き具合も最高で涙が出るほど米が美味い~!すねシチューもすごーくおいしい!

お店の方も感じがよくて絶対また行きたいお店です。ほんと米がうまい。


お腹いっぱいになりながら、次なる目的地へ。
秋元牧場
観光牧場ではないので入っていいのか一瞬迷うとこなんだけど、立ち入り禁止エリア以外は入ってお散歩できる牧場です。
ちょうどシロツメクサアカツメクサも咲く季節で、牧歌的な景色の中に牛がいる。

敷地は広大で、牧草地が広がるなんとも牧歌的な景色で最高。北海道が舞台のドラマや映画で、北海道ロケに行かずにここで撮影をすることもあるらしい。
さらに奥に進んでいくと、馬もいる。

馬の放牧地の近くには馬場があり、乗馬を終えた馬たちが待機していた。かわいい……。

コロナ禍前はジンギスカン食堂やお蕎麦屋さんやカフェをやってたみたいなんだけど、今はどうなってるんだろう?
とにかく何から何までゆる~い牧場だし人もいないので、のんびりしに行くには最高の場所だと思う。


そこからちょこちょこアップダウンしたりして先を目指します。でも最初の大仏通りよりは全然きつくなくてホッとしたー!
そして行ってみたかったパンと焼き菓子のお店へ。

パンと菓子 VERVE
田んぼばかりの田舎道にある、ひっそりしつつも雰囲気ある佇まいの古民家。ちょっと上の位置に家屋があるし、下にある看板も小さいので見落とし注意のお店です。

クランブルタルトとスコーンとお茶を頂く。

ここのスコーンが私は一番好きかもしれない。フワフワよりはサクッと寄りで、層になった感じがかなり好き。クリームは無く自家製ジャムがつく。個人的にはクリームが大好きなので、あったらさらに嬉しい。笑

おみやげにも山ほど焼き菓子買った!パンも!うれしい~!

会計の時に店の方とちょっとお話したら、この近所の笠森観音が良いから時間あるなら寄っていったらと勧めていただいた。
拝観時間にややぎりぎりだったけど、行ってみることに。


笠森観音
ここは行ってよかった!とってもいい!
お堂は三階建てみたいな、今まで出会ったことのない作りで、靴を脱いで階段を上っていく。お堂自体は小さいけど外回りが一周できて、ウグイスの鳴き声と新緑に囲まれながら遠くを望めてとても気持ちがいい。


その後、日も暮れて来ちゃうので帰路につくんだが、行きの大仏通りに比べたらなんとも楽な道をスイスイ走って、18:30には見慣れた幕張の浜まで帰ってきた。
サンセットを見ながら、朝買ったのに食べる機会が無かったチェリーパイを食べてあとはのんびり帰宅。

総走行距離100km弱で充実したチャリ旅でした。


2021.9.19(日)

この時の旅の目的は手堀りトンネルである。これもロードバイクで千葉県内を走りまわるようになって初めて知ったんだけど、千葉県は手掘りトンネルがたくさんあるのだ!

この方のサイクルブログで紹介されている隧道(トンネル)で、行けそうなところから攻めてみようと、今回は茂原へ。
105hillclimb.com


茂原市は、長柄町のお隣にあるのでやっぱりチーバくんの胃のあたり。
長柄町と茂原市の境あたりにあるmacchinettaでまたランチしてから、初めての茂原に到着!
まずは美味しそうな焼き菓子屋さんに立ち寄る。初めて行く土地の焼き菓子屋さんチェックは重要だからだ。

CUISSON
ここでクロワッサンとクッキーを購入。
クロワッサンおいしかったけど、中のほうがやや生っぽさがあったので自宅でリベイクした方がおいしそう。


そして隧道があるはずの方へ進んで行くも、かつての新興住宅街という風情で、こんなところに本当に手掘りトンネルが?と思ったら、あったー!

住宅街のすぐそばにぽこぽこ手掘りトンネルがあるおもしろさが茂原の妙味だなと思ったけど、住宅地のはずれはもうかつての田園風景が広がっていて、ニュータウンを作るってこういうこと、というのを感じる。大網白里で多頭飼育の犬に追いかけられた時も思ったけど、地続きの発展ではなくて里山に急にボン!と住宅街セットを乗せられた感じ。それの善し悪しを論じる気は私には無いけど、この景観への興味深さがある。
あと、自分が子どもの頃は近所の空き地の草花で色々遊んだから、こういう環境が近くにあるのは楽しそうだなあと思ったりもする。

整然とした住宅街からすぐこの景色。


茂原のトンネル群を堪能してから、お茶して帰るために長柄町のVERVEへまた訪問。
暑かったので、ゆずジンジャー的なのとスコーンを頂く。やっぱ、おいしーー!

店主と会計の時にお話しして、今日は手掘りトンネル巡っててと言ったら、笠森観音のそばにもあると教えてくれた。じゃあそこに寄って帰ろうということで、今日の〆隧道。

手掘りトンネルの何がおもしろいの?と言われるとそれまでなんだけど、私は昔から古いトンネルとか結構好き。ちょっと怖いとこがいいんだと思う。
あとは、これを人の手で掘ったのかーとかそういう昔の景色や営みに触れることが興味深いのかな。

そんなわけで、千葉の真ん中あたりは素敵なお店も牧場も里山風景も隧道もあって、結構近くてめっちゃいいんだぜ!って話でした!


【おまけ】

チーバくんの頬下あたりなので真ん中ではないけど、他に書く機会も無さそうなのでもう1個書いておきます。

2021.5.4(火)

前日に伊豆から帰ってきて、ややお疲れ気味ではあったが5月の快晴かつ風がほとんど無いというロードバイクには好条件過ぎたので、一度行きたかったとこへお出かけ。

DIC川村記念美術館
そう、佐倉市のはずれにあるみんな大好きDIC川村である。
この時は美術館ではなく、そこに行くまでのライドと行った先での庭園、キッチンカーが目当て。美術館やレストランを堪能したい時はやっぱりそっちに合わせた格好をしたいので、自転車スタイルの時は別の楽しみ方がベストです。

この木漏れ日写真だけで5月の快晴ライドがいかに良いか伝わってしまう(伝わってください…!)

smallaxe hamburger

快晴とノンアルモヒート🍋

食後に芝生でのんびり寝転がってたら、帰る時にはもう一杯なにか飲みたくなって苺ミルクを追加🍓

本当に気持ちが良い日だったー!この日はルートは、ちょっと失敗したなって感じだったので(路肩が狭くて渋滞に巻き込まれた)、別ルート開拓しつつまた自転車でも行きたいな。


🚴ロードバイク始まりの話はこちら
tabiyuki.hatenablog.com

🚴九十九里とかいすみ市方面の100km超ライド
tabiyuki.hatenablog.com

京都🍁(清凉寺→大覚寺→北野→千本釈迦堂)

定例京都、秋。
紅葉の京都は結局12月第一週がベストかなーという何年か行ってみての結論である。11月よりやや空くのも、紅葉がかなり赤くなってるのも良い。始まりより終わりが個人的には好みなのかもしれない。

最近の混み具合が如何ほどなのかは、混雑地域を避けてるのと自転車しか使わなくなったことであまりわからない。でも新幹線はほぼ満席だから混んでいるに違いない。さすがである。

2023.12.3

のぞみの予約はスマートEXでずっとしてるんだけど、ここに来て慣れによるミスが起こった。
前日夜にスマートEXから来る予約確認のメールを一応確認するか、と見ながら9:20東京発で11:00前には京都に着くなんてほんとに新幹線は速いな〜なんて思っていた。いや、速すぎないか?!!!
一瞬後にエッ?て思ってメールをよく見直すと、行先が名古屋になってる!
ワァーッてなって慌てて空席を探すも、埋まってる!土曜ならまだしも日曜朝なのに?!紅葉シーズンやば……となって、どうにかこれなら間に合いそうというのぞみの空席を見つけて予約申し込み。もう夜中だったので、スマートEXの予約時間外だからこの席も明け5:00に予約が確定なのだ。先に時間外申し込みしてる人がいたら取れないことになる。冷や冷やである。

しかし不安な気持ちで眠りについたはずなのに、起きた時には座席予約のことなどすっかり忘れていた。私の記憶力とか不安なんて、睡眠で無に帰すのだ。
ツイ廃なので朝イチTL巡回などしている時に、メールの通知入ってるな、なんだろ?くらいの気持ちで見たら無事座席が取れていた。連番では取れてないけどすぐ近くだしほっと一安心。
慣れって恐いですね。ちゃんと行先をよく確認してチケットを取りましょう……

そんなハプニングがありながら、無事に新幹線ホームへ。車内販売が無くなったので、ホーム自販機に移ったシンカンセンスゴイカタイアイスを買ってみる。
フツウノカタサノアイスになったことに一抹の寂しさを感じるね、伽羅ちゃん🥲



京都についたらいつも通りでレンタサイクルを借りてGO!
KCTP
自転車のラインナップに3段ギアのママチャリが加わっていて、これは嬉しい。今まで借りてた8段ギアのシティサイクルトップチューブがママチャリみたいに凹んで無いからタイトスカートとかで乗れないのと、カゴが浅くて荷物が落ちそうなのが困りものだったのだ。
ただ、やはり走行性能はやや落ちる。どっちを取るかなので、碁盤の目内をゆるっとまわるならママチャリで、嵐山とか遠くまで行くならシティサイクルってとこかなー。


さて今日は時間が無いので宿に寄らずにランチ直行。
京都にはもはやご飯を食べに来てるようなとこあるので、いつもの店の季節メニューを楽しみにしている。
Cenetta Barba

前回、夜メニューの召喚という悪い技を会得してしまったので、今回もこのメニューにシャルキュトリー盛りを追加してまいります。

いつも野菜がたくさん取れて嬉しい。

猪と聖護院大根のパスタ、うまみがすごくあって美味しかったー!

今回はデザートがかなり苦いキャラメルジェラートに林檎のコンポートで、今までで一番好きなデザートだったかも。見た目は茶色しか無いので映えないが…笑



満腹のち、宿に荷物を置いて嵐山へ。
なんかめちゃくちゃきつい……ママチャリだからきついのか、ステルス向かい風なのか……。フラットに思える丸太町通、改めてママチャリで走るとそれなりにしんどいアップダウンがあるのだと思った。

広沢池はまた水抜かれてたけど対岸の山の紅葉が美しい。鷺もたくさん。

この間、時間が無くて駆け足拝観だった清凉寺をもう一度ゆっくり拝観。

本堂ではちょうど法事をやるとこで、本堂内を拝観しつつ聴いてたら、かなりリズムの良い太鼓と木魚とりんが入るやつでよかった……お坊さん2人の声もよくて絶妙な音程差の重なりがいい感じ。

紅葉、真っ赤だね伽羅ちゃん🍁



その後大覚寺に寄って、また丸太町通りから下立売通りをせっせと漕いで北野天満宮へ。

刀剣乱舞の源氏兄弟コラボイベントが行われていたので、初めてもみじ苑に入った。夜というのも良さを底上げしてたかもしれないけど、もみじ苑すごくよかった!高低差がかなりあって、たっぷり楽しめる。
紅葉も真っ赤に色づいていて美しい。


最後にお茶菓子とほうじ茶が頂けるんだけど、アツアツのお茶で冷えた身体もあったまるしお茶菓子がとてもおいしかった。
老松北野大茶湯という和菓子で、若鮎みたいな感じのもっちりした生地に白味噌餡が入ってる。お茶菓子付きの拝観ってお干菓子か練り切りとお抹茶が多い印象だけど、個人的にはこのもちっとした和菓子とほうじ茶っていうのはめちゃくちゃ嬉しい。



例年に比べて今年は暖かいんだけど、日が暮れるとやっぱり底冷えする京都。もみじ苑で冷え冷えになった身体を自転車であっためてホテルに帰り(時間が毎度ぎりぎりで、ホテル付いた時には汗だくだった)、夕飯へ。
夕飯はいつも同じ店だけど、近年は予約が必須の人気ぶり。そんなに気取らずおいしい和食を食べて日本酒をほどよく飲む、大好きなお店です。
御旅屋
こっぺ蟹の季節!冬はこれが嬉しい。

あと、ぽん酢仕立ての白子の茶碗蒸しが大好き。

最近ジンが好きなので、一杯目をジンにしたら結構酔ってしまったけどおいしかったな。
〆は前回に引き続き釜炊きの白米が恋しくてちりめんご飯。おいしいんだー!

2023.12.4

リピート宿泊のHOTEL MUSO、朝ごはんサービスのホットドッグがいつもあんバターなのでそろそろしょっぱいの食べたいなと思っていたら、さすがに何度か泊ったので今回は別メニューを提示してもらえた笑 一泊の場合は一番おすすめのあんバターを案内してるらしい。確かにおいしいあのあんバター。
で、今回は京都のソーセージのホットドッグにした。スタッフお兄さんのおすすめはビーフパストラミだったんだけど、ソーセージが好きでつい…すまない。どこのソーセージだったか思い出せないから次にまた聞こう。おいしいソーセージでした!



さて、今日はのんびりスケジュール。
冬だけど、季節メニューがおいしそうだったから前回同様かき氷を食べに。
京氷菓つらら
クリスマスメニューもおいしそうですごい迷ったけど、ハロウィンメニューだったらしきかぼちゃとクリームチーズのやつにした。まったりしたかぼちゃとこってりしたクリームチーズの酸味が最高に合うんだな~



ペロッと食べて、住宅街をのんびり自転車で走って次は前回行けなかった千本釈迦堂へ。

人はほとんどいない。静かで良いお寺。
月曜なせいもあるかもしれないけど、休日に前を通った時も全然人がいなかったのであまり来る人いないんだと思う。広隆寺と同じにおいを感じる。あそこも最高なんだけどいつも人がいない。

国宝の本堂は応仁の乱で焼けなかった珍しいお堂。山名宗全がこの寺だけは守りたいと言ったことで残ったということみたい。焼けなかったものの、本堂内の柱には刀傷がしっかり残っている。
私は仏像の造形美や静かなお堂というものが好きで寺に行っているが、歴史の話も一緒に楽しめることが一番の好きなところかもしれない。
本堂も見応えがあるし、奥にある霊宝殿もかなり良い。
特に快慶作の十弟子像が圧巻の出来。この人めちゃくちゃデッサン上手いんだろうな……みたいな感想。あとキャラの描き分けがめっちゃ上手い。
ここ↓に全部載ってるけどやっぱり実物見た時の「うまっ…!」みたいな感動が忘れられない。
artexhibition.jp

ちょうど数日後に千本釈迦堂の大イベント大根炊きを控えていたようで、境内ではテントが出て大根炊きの準備が進められていた。Googleのクチコミで大根炊きの様子を見たら、おいしそうで一度行ってみたい。



今回訪問する寺社はこれで終わりで、遅めのランチをしに中心地へ戻る。
水上製作所
ここは昼から通しでやってるのでランチ時間はずれても食べられるしおいしいのでありがたいお店。
今日食べたのはこれ。
ジャンボンブール。バゲットがとてもおいしいのと自家製ハム、惜しみないバター。美味しくないわけない。

色々ナッツのリーフサラダ。野菜はいつも食べたい。

鶏レバーときのこのパテ。実山椒ときのこの香りが良い。

しらすのオリーブオイル漬け。これ天才的に美味い。しらすって最高。

あとは自家製ベーコンのソテーと聖護院蕪のポタージュも頂いて、たっぷり食べて大満足~。



おやつの予約が16:00からで、そこまでに結構時間があったのでちょっと行ってみたかった頂法寺(六角堂)に立ち寄る。
とても街中に突然の寺。

鳩守りなど鳩グッズが多いのはこの寺に鳩が多いからなのか。
本堂の蝋燭台でおしりをあっためる鳩がかわいかったので、あっためるための蝋燭を追加で灯してきた。



そしてちょっと早いけどおやつ。寒くて早めに室内に入りたかった。
SUGiTORA
いつもはパフェだけどちょうどクレープを店内でも食べられるようにしてくれた時だったので、今回はクレープ!
キャラメルりんごのクレープ、中身もパフェと同じように酸味系のものやクランブルが入ってておいしい。かなりのボリュームでお腹いっぱい…紅茶が3杯は必要です私には。

12月なのでクリスマスクッキー缶を買える時だったのでお持ち帰りも🎅
嬉しい!かわいい!



最後にホテルの隣のお不動さんに挨拶して、ホテルで荷物受け取って京都駅へ。
次は春かなーと思ったけど、結構初夏がよかったから初夏でもいいかも。姉家族も京都チャリ旅したいと言ってたので、それもいいな~人数いれば町屋一棟貸しとかよさそう!

🐎馬旅北海道🐎

子どもの頃から馬が好きである。特に鼻が好きで、こう、ぶにっとしたくなる。
初めて競馬を見たのはNHKマイルカップで、抹茶色のシャドウロールがかわいいからと応援したタイキフォーチュンが勝って、これがビギナーズラック…!と思ったものです。
小学生の頃フリマで一目惚れして50円で買った馬のぬいぐるみは私に溺愛され、すべての旅行に連れて行かれていた。こういうところ、今もむかしもなにも変わっていない。
ちなみにそのフリマ馬ぬいは身ぐるみ剥がされてたので名前もわからなかったけど、最近オグリキャップぬいだったと判明した。

この子。年季入っとる。


が、競馬からはかなり長いこと離れていた。特に理由はなかったし、その間も馬とかロバがずっと好きだった。けど競馬は見てなくて、1年前にミニチュアホースに子どもが乗ってレースする九州の地方競馬のイベント動画を見たらあまりにかわいくて、そこからミニチュアホースの動画なんか見てたらいつの間にか競馬見るようになって、競馬場にも行って、SNSでたくさん馬の情報見るようになった。今は好きな馬の仔馬時代や色んな動画が見られて、本当にありがたいですね。
そうこうしてると、引退馬に会えるならば、好きだったあの子が元気なうち会いたいなと思うようになり、今回の旅が始まったわけです。
※馬の寿命は長くて35歳くらい

馬産地は見学可能なシーズンが限られてる場合が多く、繁殖シーズン外の7月〜1月とか。雪が降ってからは移動が心配なのでその前に、でも夏が今は暑いから秋がいいなと思っていた。
国内旅行ですっかり毎度お世話になっているPeachのセールの時に飛行機取ったんだけど、11月の3連休のとこだからPeachだけどだいぶ高くて、次回は連休は外そう…と思いました。それでもLCC以外よりはやっぱり安い。
足と宿を手配して、あとは大事な牧場見学の予約。
競走馬のふるさと案内所に問い合わせて、予約のいるところは予約して、注意事項を読み込んで、いざ馬産地へ!

行ったのはこのあたり。

🔴1日目 🔵2日目 🟢3日目


2023.11.3

前述のセールでも高かった飛行機、少しでも安い便にしたかったので7:45成田発。4時起きコースである!でも9:30には新千歳空港に着けるので、起きるのさえ頑張ればこれは全然ありだなってなった。1日目もたっぷり行動できる!
今回の旅のお伴はいつもの伽羅ちゃんと、サラコレプチのゴールドシップ

朝早かったせいで、搭乗した時にはもうお腹が減って死にそうになってたので、機内販売の炙り牛スープとみかんジュースを購入。炙り牛スープ、無化調ですごいおいしかった…家でも飲みたい。
アナウンスしてくれるCAさんがかわいらしく喋るダイエット中お兄さんで、機内アナウンスにもたくさん御当地食とダイエットの小ネタを挟んでくれるおもしろい方で、朝からハッピーなフライト☺️

馬産地を車無くしては周れないだろうとレンタカーを手配してたけど、時期的に降雪の報告もある頃だから一応スタッドレスタイヤをオプションでお願いしてた。
そしたら山を攻めると思われたのか、コンパクトカーでお願いしてたのがなんかグレードアップされて山も登れそうなオフロード寄りのでかいやつになってる!距離走るし燃費的にコンパクトカーが良かったんだよー😭となりながら今回の相棒に乗車。なんか見ためはゴツくてレンタカーらしからぬカラーリングでかっこよかったんだけどさ……

ところで、機内でスープを飲んだもののやはり空腹なのでまずは苫小牧の道の駅に立ち寄り。
蒸したて焼売がめちゃうま🐷


高速に乗って日高まで着いたら、もうそこは馬産地…!
そこかしこに大小様々な牧場がある。
道路脇に放牧地がすぐあって、馬がいたりいなかったり、その背後の丘は紅葉で色付きとても綺麗。

しかし海沿いから離れた山の方に向かう道は、どこから熊が出てきてもおかしくなさそうな場所で、ちょっとドキドキしながら車を走らせる。
最初の目的地はビッグレッドファーム
見学可能時間を勘違いしてたので、一旦前を通り過ぎてまずはお昼ごはん。

馬のカメラマンさんがTwitterでおすすめしていた静内町役場の目の前にあるラーメン屋さん、龍巳
やっぱり北海道来ると味噌バターコーン食べたくなっちゃう…!チャーシュー麺にバターコーントッピングして餃子もつけたらもう、手を止めたら食べられなくなる…!という予感がしたので、ウマイウマイと言いながら一気に行く。
チャーシューがちょっと燻製ぽい味がして柔らかくて、いやーめっちゃおいしかった!!餃子も野菜の甘みがおいしい!
スープは濃かったら薄めてくれるスタイルなので、次回は少し薄めようかな。


そして再びビッグレッドファーム
聞いてはいたけど、すごく綺麗で素敵な牧場。厩舎もクラシカル。
写真撮影はできるけど私的利用の範囲でのみなので、SNSやブログには載せられない。傘がダメ、場内での飲食は車内も含めてダメ、このあたりをうっかり忘れないようにと、車から降りる前に注意事項を復習。
事務所で記帳して、いざ!
広い放牧地をのんびり使う種牡馬たち、みんな立派だ…!
馬の咀嚼音が好きなので、ひたすら草をブチッ、ギョリ…ギョリ……しているのを見て聴いて大満足……。あと前脚を踏み込むダンッ!て音もすごくよかった。大きい生き物なことを感じる。
ビッグレッドファームといえばゴールドシップ
やはり人気者で、ゴルシの放牧地は人が多い。どんぐりみたいな目がかわいかったし結構近くで見られた。
雄大な景色と、黄色のイチョウプラタナスの大きい葉がたくさん散っていて、お掃除大変そうだけど秋の風情でとても良い。

しかし馬産地を車で走ってると、好きな馬の生産牧場とか、いつもSNSで見てる牧場とかがぽこぽこ出てくるから、「あ!ここ〇〇の実家だ!!」みたいなオタク特有の語彙で大興奮してしまう。どこ走ってても楽しいなんて、なんて良いとこなんだ。


本当はこの日は時間があればうらかわ優駿ビレッジAERUまで行って、さらに強風で有名なえりも岬に行こうと思っていた。
……そんな時間全然無い!!
やっぱり北海道は広い。何度来ても何度も同じこと思うし時間が足りなくなる。
太平洋に沈む夕日と写真を撮ってたらあっという間に暗くなってしまい、大人しく宿に直行。

良い夕日だったね。


放牧地のすぐ横にあるホースヴィレッジ ペンション馬の宿
夕飯は炭火で北海道の海の幸を堪能し、畑で採れたてのスケールのでかい野菜もたくさん頂いた。
炭火だとサンマの骨まで焼いて骨せんべいにして食べられる!肝までおいしい〜!

お風呂はシャワーのみなので、車でちょっと走ったとこにある温泉へ。観光地じゃないから安い……海辺の広いお風呂と温泉はやっぱりいいなー。


2023.11.4

朝は窓から隣の放牧地の当歳馬たちがちらちら見える。この時期は離乳してるから、同い年の仲間たちとやんちゃに過ごしてるのが見られてとてもかわいい。

朝食も地元のものをふんだんに使って、ほっとするやさしい味でお母さんが1人で作ってくれている。
ご飯はたくさん食べないとお母さん残念がるのでたくさん食べました。
白老の明太子がすごいおいしかったー!


チェックアウトしてから浦河の街まで出て、お墓に供える花束を作ってもらうべく、目星をつけていたお花屋さんへ。
小さな街だけど花屋さんは何件かあるのは勝った馬の牧場などへ祝い花が送られるから。
ちょうど前日に地方競馬の大きいレースがあったので、この日は花屋さんみんな忙しいらしく、一件目では今から配達だし花束作るのは無理ですーとなってしまう。これはみんなそんな感じかな…と思いつつ2件目の嶋村生花店さんへ。
ここもやっぱり祝い花の準備で大忙しという感じだったけど、聞いたらOKしてくださった。嬉しい。
花束が無理ならそれはそれで仕方ないかなと思ってたんだけど、昔好きだったエリモシックちゃんのお墓がある牧場に行くので、できれば持っていきたかった。本当にありがたい。
手早く作ってくれて、包装紙やリボンも好きな感じでやってもらえてうれしかったなー。


花束が手に入ったところで、まずはマリさんのかつての推し馬ヒシミラクルくんがいる中村牧場さんへ。
こちらは要予約。SNSやブログへの写真・映像投稿はミラクルくんのみOK(建物や他の馬・場所はNG)。
着いた日は11月の北海道と思えないほどあったかかったけど、今日は普通に寒い。

ラクルくんは、人が来るとおやつをもらえるとわかってるので、ルンルン近づいてきてくれました。
かわいい。

でも見学者がおやつあげるのはNGだからごめんよ……と思っていたら、牧場の方がいらしてニンジンを持ってきてくれた。見学者がいる時はそうしてくれるのかな。
ラクルくんのことから雑談までたくさんお話ししてくださって、すごく楽しかったー!
牧場猫のトラちゃんもとても人懐っこくてずっとそばにいてくれてめちゃくちゃかわいい…ミラクルくんもとてもかわいい。


そして次は私が最初に競馬を見た時の勝ち馬タイキフォーチュンさんがいる本桐牧場さんへ。
こちらも要予約。写真と映像はリアルタイム配信でなければネットへのUPはOK。
白樺並木の道を入っていくと事務所のある駐車スペースがあり、利発そうなワンちゃんがしっぽをブンブン振って駆け寄ってくる。待って!まだ駐車してないから、危ないよ…!!でもめちゃくちゃかわいい!

事務所へまずご挨拶して記帳。
そのあと、エリモシックちゃんのお墓にご挨拶。偶然にも、私が昔好きだった2頭の馬は引退馬協会の預託馬になり、余生を同じ牧場で過ごしていたのでした。これも何かのご縁かなあ。

そしてフォーチュンさんのいる放牧地へ案内してくださる。ちょっと見えづらい位置にフォーチュンさんがいたので、ちょうど空いていた隣の放牧地に入っていいですよと言ってくださり、おかげですごく近くでフォーチュンさんを見られた。お心遣いに感謝しきりである。


もう30歳のフォーチュンさん、年齢が馬体には出ているものの、まだまだ食欲旺盛で元気に草を食べまくっている。その姿を見てホッとしたし、嬉しくなってしまう。

冬毛もこもこでぬいぐるみみたいにかわいい。

スマホを向けるとカメラが向けられてるとわかってるから決めポーズでピタッと数秒止まってくれる。かっこいいおじいさんですね。

フォーチュンさんの近くの大きい放牧地では当歳馬たちがこちらを興味津々で見ている。好奇心旺盛ですごくかわいい…

穏やかで良いところで、きっとシックちゃんも穏やかな余生を過ごせたのではないかな…


フォーチュンさんと穏やかな時間を過ごした後は浦河まで戻ってChicken&curry さっちゃんハウススープカレー
マリさんはココナッツベース、私はトマトベースにしたけどどっちもおいしい!!
スープカレーってほんと良き食べ物!


今日はもう予定は無く、のんびり移動のみなので広大で牧歌的な紅葉の景色を撮るべくドライブしたり、サンセットを撮るべく砂浜に突撃したり。
この日は朝こそ小雨がパラついてたけど昼からは晴れて、とっても景色が綺麗だった。

釣人がいい感じに入ったサンセット。
日が暮れると激寒で長居はできなかった。


今夜は鵡川の道の駅併設ホテル四季の風に宿泊なので、一旦荷物を置いてから予約してたピザ屋さんへ向かう。
街灯も全然無い真っ暗な畑の真ん中にあって、自宅の納屋をリノベしたお店はとてもおしゃれである。店主ひとりでやっている。

メニューはピザと飲み物がざっくり決まってるだけで、前菜は勝手に作ってくれていた笑 柿をもらったから柿と自家製ハム〜って。
他にもなんか食べたいと言えば食材があれば作ってくれる。

ピザは桜えびとカラスミののったやつがおいしかった!

最後にカフェラテを頼んだら、カフェラテを作りに店主の彼女が来てくれる(電話で呼び出しスタイル)
この彼女がいれてくれたカフェラテが、今まで飲んだ中で一番おいしいってくらい美味しかった。

店の感じも料理も店の人も良い。のだが……、最後に明かされた店主の思想により、ちょっと店名は書かないことにしておく、となった……。総合的に濃い体験であった。


帰り道はやっぱり真っ暗な畑道なので、途中で停めて星を眺める。寒いから空が澄んでてよく見える!でも、寒すぎて5分と外に居られない!
宿で温泉であったまらねばとあっという間に車内に逃げ込んで帰宿。
宿に帰った時にデザート食べたくて、宿のフロントでレジ横の黒豆大福を買おうとしたら、窓口のおじちゃんが「こっちのほうが豆が多いかな?いやこれかな?」って選んでくれた。かわいくて和んだ。

温泉で疲れを癒し、暴食による胃もたれを胃薬でどうにかしながら就寝。旅の必需品、胃薬は己を救う……


2023.11.5

朝は明け方からやってたブリーダーズカップのために早めに起床。
BCクラシックでは推してるデルマソトガケくんがまさかの2着でめちゃくちゃ喜んだ!いい朝だ!

チェックアウト後、宿のすぐそばにあるかわいいイタリアントラットリア リッチョでモーニング。9時からやってくれてるのありがたい!
フレンチトーストもおいしかったし、昼メニューのパスタも気になる……

近くに赤い綺麗な実の生った木があって、調べたらナナカマドだった。


さて、今日は昨日来た道を日高まで戻り、yogiboヴェルサイユリゾートファームへ。
美しい厩舎。

ちょうどこの旅程のひと月ほど前にナランフレグが引退して、ヴェルサイユでの繋養が決まっていた。ならば絶対会いに行きたい!と思ってたので叶って嬉しい。
ちょっと前まで現役スプリンターだったので、筋肉がまだすごい。そしてすごく近くに来てくれて、大流星にあるポチが眼前に……す、すごい!幸せだ……


行く前にすっかりヤギと仲良しになったナランフレグ先輩をSNSで見ていたので、このヤギさんがあの…!となる。ヤギ、懐っこくてめちゃかわいい。

寒いけど天気も良くて、他の引退馬たちとも触れ合ってのんびり過ごせてなんかもう満足度が高い……よき馬旅だった。

時間があれば午後ノーザンホースパークに行こうかと思ってたけど、ヴェルサイユ満喫したらもう時間なくなっちゃったしまた来ればいいか、ということで日高でお昼。

急遽探したお寿司屋さん鮨天は、営業中のはずがのれんがしまわれてるから不安になりながら扉を開けると、味噌汁無くてもいいならやれるよとのこと。
大将1人で、最初無愛想かと思いきや意外と気さくに喋る人だった。
お寿司はめちゃくちゃおいしかった……普段あんまり好んで雲丹食べないけど、うますぎ雲丹……

行ってみて思ったけど、このあたりはあくまで馬産地で観光地では無いから食事の店を探すのは結構大変。電車も廃線になり、過疎がかなり進んでいるのだと感じた。
人より馬の方が多いからと、よく聞く言葉を大将も言ってたし、若い人はみんな出て戻って来ないとも。自分は旅行者だから無責任なことは言えないので、なんともいえないのだが……寂しさみたいなものと、現実的に飲食店とかはやっていくのが大変なのだろうなというのを感じた。

そして馬産地、どこに行ってもテレビはグリーンチャンネルである。


ややしんみりしながら、今度はミニチュアホースと触れ合えるおひさま牧場へ。本日最後の目的地。
冒頭で書いた、ミニチュアホースの動画を見ていたというのはこの牧場のSNSでした。走り回る姿とポンポンのお腹がもうかわいくて!

広々した開放的な放牧地にミニチュアホースたちがたくさん。

みんな草を食べるのに夢中なので、人参を持ってても特に人に構ってはくれない笑

でもこのパンのようなぬいぐるみのような姿を見てるだけでなごんでしまう。



時間はかなりゆったり余ってるけど、もう今回の目的は果たしたし、慌てて空港に帰るのは一番危ないからあとはゆっくり空港を目指します。
帰りは内陸寄りルートを選んだら、かの有名な社台スタリオンステーションの前やらノーザンファームやらを通って、前を通ってるだけなのに「ここがあの!!」と、またも盛り上がってしまう。
なんだか最後まで、見るもの全部にワァッ!てなる旅だったな。

空港では絶対に六花亭の大平原を買って帰るぞと思ってたので、記憶を頼りに大平原を置いてるはずの東急百貨店の店舗へ。ここは今は終売してるいつか来た道の箱売りもしてくれてたので、六花亭ラインナップへの信頼が高いのだ。
今年は旅バッグを新調して大きくなったので、どこに行ってもおみやげを買いすぎてしまう。入るんだもの……。でも入るけど、激重バッグに肩をやられながら帰ることになる😂

帰りも航空券の価格問題で遅めの便だったから、ハードではあったけどフルに楽しめる旅程だった気がする。
次はいつ馬に会いに来ようかな〜とまた楽しく考えてしまうくらい満足の馬旅でした!🐎🐎🐎

五能線の旅をしながら能代に行く

元々は7/28に行くつもりだったのが、水害で五能線が運休になり延期した旅。復旧にもっとかかるかと思いきや、意地でもお盆に間に合わせるという気迫を感じる運転再開に、じゃあ私も行きます!ということで好きなとこで取れる夏季休暇を捩じ込んだ五能線能代の旅、今度こそ!というやつでした。能代に行くのはスラムダンク関連の興味です。
ルートは新幹線で新青森まで出て、そこから五能線能代方面へ向かうという感じ。


2023.9.1(金)

珍しくややギリギリに東京駅に着いてしまい、軽食を買うこともままならず発車2分前にホーム着。東京駅マスターなのでこの時間でも何か買えるかも?と思ったけど無理しなくて正解。危なかった。

つい1ヶ月前に岩手に行ったので、その時は車窓の景色が青々とした田んぼに青い空、くっきりした雲!というまさに夏の景色だったのが、すっかり秋の様相。
黄金色の稲穂と、輪郭のぼんやりした雲が棚引く薄ブルーの空。まだこんなに暑いのに景色だけは秋になりよる…と思いながら季節の移ろいを感じていました。
盛岡過ぎたあたりから、気になるのは山際にかかる分厚い雲たち…。太平洋側は気持ちのいい天気なんだけど、雨雲レーダーで知ってはいたけど日本海側は大きな雲がかかってるんですよね……あいつらどかないかなと思いながら新青森を目指します。

新青森に13時半頃着き、軽食が無かった私は空腹で死にそう。食いしん坊なのに食べ物が無いなんて!とにかく駅弁…!と思い新幹線改札内でおいしそうな鮭親子を購入。Twitter(いつまでもTwitterって言う)に上げたら、このお弁当ラブ勢が多くてびっくりした。駅弁あんまり買わないので初めて食べました。めちゃくちゃ美味しかった…きっとリピートする。
これです。

ほんとは新青森駅で嶽きみソフトも食べたかったんだけど、売ってるとこを見つけられず涙。
替わりと言ってはなんだけど、おいしそうだった嶽きみぼーという麩菓子を買う。絶対おいしそ!とうもろこしスイーツが好きなんです。(食べてみたけど、セルフで塩つけた方がおいしい)
あと夜に飲もうと思って青森産りんごのドライシードル。


さて、新幹線改札を出てからリゾートしらかみ橅編成(しらかみは橅、くまげら、青池の3種車輌がある)に乗車。ここで大きめの失態に気付く。
リゾートしらかみスイッチバック式で進むので進行方向が変わるんだけど、青森→秋田のルートは一番景色のいい日本海に出た時の先頭車両は4号車。かつ日本海側はA席。
で、先頭車両の先頭席を取りたかったのです。ちゃんとした人なら、ここで言う先頭席は最後尾の席番ってわかるのです!!浅はかな私は、1番A席取ってる!もう〜次は絶対失敗しない…いい勉強になりました。
まあ、繁忙期じゃない平日なのでしらかみは全然混んでなくて、先頭にある展望椅子にも誰もいないので広い窓で景色は楽しみ放題でした。結果オーライ。

観光列車らしく運転席もよく見える。

豊穣の田んぼ。すでに美味しそうに見える。
そして空には分厚い雲!


二駅行ったあたりからもう本格的に雨が降り始めたけど、車窓から眺める雨というのも風情があっていいもの。晴天が一番好きだけど、雨なら雨なりの楽しみがある。写真はいいのが撮れなくなるけど。
海に出るまでの線路沿いはリンゴ畑がすごくたくさんある。まだほんのり色づいたぐらいだけどたくさん実があってすごくかわいい!これ、リンゴが赤くなった頃乗るの良いなーって思いました!

鰺ヶ沢から日本海沿いに突入。晴れてたら海が見えるとめちゃくちゃテンション上がるので、もう一度トライしたいなー。
そしてリゾートしらかみ千畳敷駅では15分停車してくれて、乗客は駅を出て道路を渡ってすぐの千畳敷海岸に遊びに行って良いのです。この時はちょうど雨雲の切れ目で、傘無くても大丈夫だった。ありがたい。ただ風がものすごい。自分が吹っ飛ばされそうな強風で、スマホを持ってる手も風でブレるから写真を撮るのも大変だった!

写真には全然撮れなかったけど海鳥がたくさんいて、トウゾクカモメ?が微動だにせず佇んでてかわいい。
電車は発車の3分前に汽笛を鳴らしてくれるんだけど、なんとなくその前に誰かが帰り始めるとみんなつい我も…となってしまうのがおもしろい。


千畳敷以降は雨足が強くて、窓に雨がだらだら流れてるからPhotoshopでそういうフィルターかけたみたいになってる。風も強いので日本海大荒れ。海のすぐそばを通る場所もあるから、波被りそうでこれはこれで狙って出会えるものじゃないので、楽しくなってくる。


やや眠くなったりもしながら、気付けば17:30で目的地のあきた白神駅へ着く時刻。6時間半くらい電車乗ってるのに特に飽きることもなく、乗り鉄適性があるのかもしれん!

本日の宿は八森いさりび温泉 ハタハタ館
ここはあきた白神駅目の前で、しかも駅からずっと屋根付きの歩道橋で繋がってるから濡れずに行ける。雨の日にこんなありがたいことない!
元々は7/28に行く予定だった時、民宿とか泊まろうかなと思ってたのが予約の初動が遅くてみんな埋まってて、なんとかこの宿が空いてたから一人旅向けじゃないなあと思いつつ取ったとこだった。で、7/28は流れたから改めて取るなら民宿とかにしてもよかったんだけど、キャンセルするの本当心苦しかったから義理を通そうと思って同じとこを取ってて、それがこういう形で良い方に働いてよかったな~!

古めの日帰り温泉施設みたいなとこなんだけど、宿泊部分は綺麗にリノベされてて良い感じ。
窓からは海が見えて、晴れてたら気持ちよさそう。

夕飯はオーソドックスな旅館ぽい内容だけど、どれもすごく美味しかったので大満足。ごはんがおいしいとここにしてよかったとめっちゃニッコリしてしまう。
お刺身がすごいおいしくて、日本酒と合う~。日本酒は山本酒造のミッドナイトブルー。おいしかった……

そして絶対量多いだろうと思ってたけど、どうしても肉も食べたくて事前に能代牛ステーキを追加していた。
脂の量がちょうど良くてめーっちゃおいしかったよ!パプリカと玉ねぎもついてて、それがまたおいしい。牛の油が染み出たとこで焼く野菜は最高。

そしてお腹ははちきれそう。なるべく残したくない気持ちが強いので体格に物を言わせてつい頑張ってしまう。


お腹が落ち着いてから温泉に行くと、もう途中から貸し切り状態で誰もいない。
露天風呂に出ると、屋根の外は土砂降りで荒れた海の海鳴りもして、怖い人には怖いだろうと思った。一人だし。
私は海と雨で怖い思いをしたことが無いので、こういうのは情感が刺激されて良いなとなってしまう。一人で味わうのがまた、単純な音的な怖さや寂しさみたいのがある。私はそういうのが好きなのです。

風呂上りは部屋で原稿。一人原稿合宿も兼ねてたので、ちゃんとやれてよかった…Bluetoothのミニキーボードをこの日のために買ったんだけど、とっても良い。スマホでさくさく原稿できる!
充実した日だったなーと思いながら、明日早いので1時には就寝。雨で気温が下がってたので、冷房無しで気持ち良く眠れました。


2023.9.2(土)

8:24発の電車に乗りたかったので、6:30に起床して7:00に朝食。いつもの仕事の日より早い…。
朝食も充実の内容で嬉しい。明太子も塩辛も鮭もあるー!ごはんのお供が大好き。
刻みめかぶを納豆と混ぜて食べるのも好き。
昨日の夕飯のお腹いっぱいを引き摺ってる上に、朝食も完食したのでしばらくなんも入らなそうってお腹。

8:15頃チェックアウトして、フロントで乗る電車のチェックをしてたら、んん!?運行情報のアラートついてる…!?
大雨の程度をわかってなくて、まさか五能線運休になってるとは知らなかった…というか情報チェックしてなかった。焦る私に、フロントの方が駅に情報聞いて電話するから、チェックアウトしちゃったけどとりあえず10時までは部屋に居てよいですと言ってくれる。ありがたい。電話はすぐにあって、リゾートしらかみだけ動かす予定だから、最短で11:50発とのこと。予定の3時間半遅れ。今日の予定どうする?である。

当初の予定
9:00頃能代能代科技のバスケ練習見学・バスケミュージアム・周辺うろうろ・ランチ13:00からレンタカーで由利本荘へ行き森子大物忌神大曲でレンタカー返却新幹線で帰宅

これを初手から躓いたので、一番遠くて時間かかる由利本荘に行くのを諦めるしかなかった。そうなるとレンタカーは無意味なんだけど、当日キャンセルは半額支払。でも五能線フリーきっぷ持ってるから本当はキャンセルして電車で秋田に出て秋田から新幹線で帰るのが一番金銭的には良い。
とはいえ、奥羽本線も運転見合わせからの遅延になってて、ちゃんと定刻で秋田に着けるか保障がない。あとそもそも車の方が所要時間が短い。これは保険と時間短縮も兼ねてやっぱりレンタカーだなと思い連絡して返却店舗を秋田に変更してもらう。変更が問題無くできてよかった…
方針が決まったので再びベッドに転がって、10:00までは睡眠。運転するなら大事なので。


10:00以降は荷物を預けて、海まで出たいと言ったら宿の方が道を案内してくれるというのでてくてく着いて行く。
道を教えてくれるだけかと思ったら簡易ガイドもしてくれて、楽しい!興味深かったのは、青函トンネルがらみの話。

この洞穴、青函トンネル作る時に試し掘りした穴だそう。

あとこのコンクリートのかたまり、浜にいくつかあるんだけど、これは青函トンネル作る時に水圧実験で使ったコンクリの残骸を置いてかれちゃったんだって。聞かなきゃ絶対わからないやつなので、おもしろかった。

濤安の乙女。

日本海中部地震の時の津波被害者慰霊のために、当時の能代農業高校の美術教師と部員が作ったそう。ここは八峰町という場所で、この海岸も大津波が来たと。父は知ってたけど私は初めて知った。


葛の花がたくさん咲いていて、甘い匂いがするでしょーって摘んでくれたので、これはおみやげに持って帰ることに。
葛自体は見慣れてるけど、花が咲いてるのをそういえば見たことがなかった。甘い匂いなのも初めて知った。
改めて道端を見ると花がたくさんあって、秋の野草が咲く季節なんですねって言ったら「秋かなあ。笑 暑すぎるよね」って、それはそう。笑 案内されてる間私はどんどん汗だくになっていた。曇りだけど陽があると暑い!


やっと落ち着き気味の海を見られた。

水の色が手前から茶→エメラルド→紺みたいになってると昨日からずっと思ってたんだけど、それは米代川から真水が注がれて海水と合流するとこういう色になるんだって。米代川河口の左右はしばらくそうなると。


散策を楽しんでちょっと休んだらもう電車の時間。
駅まで行くと、駅員兼観光案内所の係をやってる女性が「さらに30分くらい遅れてるのよー」と教えてくれる。ちょうどそこに会議机があるので、もうここで原稿して電車を待とうとなった。

誰もいなくて静かで、やりやすい環境。

ようやく来たリゾートしらかみ(今回は青池だった)に乗って能代へ。車両の途中でしらかみグッズとかJR東日本支社のあきおとつがにゃんグッズとかの販売所がひっそりある。あきおとつがにゃん大好きなので、気付けてよかった!

かわいい!

能代に着いたら、対面はリゾートしらかみのくまげら。顔がかわいい!


さて、ここからトヨタレンタカー能代店まで徒歩17分歩かないといけない。遠いなーと思ったけど、街並み見ながら歩くのはその土地に来た甲斐があるってもんなのでまあいいか。

レンタカーを手に入れてからは市役所の駐車場に入れて、能代科技高を目指す。着いてから気付いたけど、車で行っても大丈夫ですね、ここは。
体育館入口から観覧席までに飾ってあるものたちが興味深いけど、能代カップの歴代ポスターがデザインどれもいいなあ。

練習ちょっと覗くだけーと思ったのにおもしろくて結構長い時間いてしまって、やや時間がやばい。
時間が無い中運転するのだけは避けたいので残りのスケジュールをこなして、20分くらいでランチを食べ、秋田駅へのカーナビをセット。とりあえずギリギリではない!よかった!

ところでランチ。
能代駅から割と近いとこにあるcafe & asobiba 4-6

早く出てきそうなスパイスカレーを頼んだけど、ちょうどいいスパイス具合でとってもおいしい!添えてあるキャロットラペも好みの味だし天日干しミニトマトかなぁ?もおいしかった~。チャイも甘さ控えめで好き!

注文して待ってる間に、店奥のイベントスペースで焼き菓子とかのお店が4店ほど出店してて、旅先でローカル店の焼き菓子を購入するのが趣味な私は小躍りして欲望のままに購入。右下のとうもろこし大福、餡もとうもろこしたっぷりですごい美味しかった!あと秋田杉の精油も買った☺️いいにおい!

焼き菓子はパティスリーリュンナクレ、大福はよし成


そして行ってみたかったエーワンベーカリー
佇まいがすごいレトロ…店内のレトロさも素敵なんだけど写真撮り忘れ。

パッケージも味もレトロ。基本的に甘いのしかないぽい。いちごシャーベットのパッケージは本当はイチゴが描いてあるかわいいやつがある。


秋田自動車道に乗ってからは、時間を稼げる時に稼ぎたいから流れに乗った範囲で速度を出したかったんだけど、途中から制限速度ぴったりで走る車が先頭にいるんだなーって感じになる。地方の有料道路、基本一車線だからこれがあるので本当に時間に余裕を持って運転したいところ。
そういう時は追い越し車線が登場する区間でみんなワーッて抜いてくんだけど、なぜかみんな追い越し車線に出ない…頭にハテナを浮かべながら追い越し車線で加速すると、左前方にパトカー様がいらっしゃる…!アッ……となりすごすご左車線に戻るの恥ずかしかった~でも私だけじゃなかったから、仲間がいるとホッとする

最近すごくツイてないので、一人で運転するの怖かったんだけど無事に秋田駅前まで着けて、この時が一番ホッとしたな…。禍福は糾える縄の如しなので、早く運気が上向きますように。笑


秋田駅ではお煎餅を買って、なんか今回お土産買い過ぎ…バッグがでかいから全部詰め込めちゃうので調子に乗った。

すっごい荷物重いけど満足~こまちで帰ります!
秋田新幹線内、暗い中外を見てたらすごい秘境っぽいとこというか標高が高そうなとこを走ってるんだね。雲の位置がかなり低くてびっくりしたし、川の上流ぽいとこも何度も渡るから景色がすごくよかった。昼間にも乗りたいな。
そして群馬あたりからはバスケW杯の中継を見ていたので、すごい楽しく帰ってきてしまった。
計画当初から天候で悩まされ、ちょっと困難の多い旅路だったけど、そのおかげで体験できることもあるのが旅の良いとこ。今回も充実した一人旅でした!

でも今回は由利本荘も行けなかったし(にんじんソフト食べたかった)、実は能代バスケミュージアムも行けてないので、またそのうち行きたいものです。五能線も晴れを狙いたいけど、ちょっとこれはもしかして歓迎の雨降らされてる感じもしたのでどうかなあと思ってるところ。京都の貴船も何度行ってもダメなので。でももう一回くらいはトライしたいですね。白神山地も行ってみたいし!

岩手(猊鼻渓→遠野)

元々は秋田に行こうと思っていた旅であります。
スラムダンク関連で能代に行こうとしてたから、私だけの目的過ぎるのと色々考えながら周りたかったので、人生で2回目の1人旅にするかー!と意気込んでおりました。五能線に乗る計画にしたからほんとワクワクしてた。
ですが、知ってのとおり憎きは集中豪雨なり………洪水被害にあわれた皆様に一日も早く日常が戻りますようお祈り申し上げます。色々迷ったんですが、できる支援をして今は行くのはやめておこうということに。
五能線が運休になったとはいえ、車を使えば能代には行けるなとは思った。が、道がどこで通れなくなってる等の不安も多く、あとそもそも知らない土地で1人であんまり運転したくない、なんかあった時に自信が無い、というのがありやっぱり難しかった。
キャンセルは心苦しかったけど、五能線が思ったより早く復活してくれそうなのでもうリベンジマッチを手配しました✌楽しみだな!!

それはさておき、せっかく金曜日休みとってるし旅気分だったからどっかには行きたかったんですどうしても!それもなんか、東北がよかった!私が東北をあんまり制覇できてないのもあるんだけど。
そんな頃、ちょうど遠野市立博物館twitterが上げてる遠野市の風景写真がおすすめタブで出てきて、気になるなーと思ったので今回は遠野中心に組み立てよう!と決めた。
ところが電車の本数の問題ですごい旅程が立て辛くて、GoogleMAPとNAVITIMEを往復する毎日……なんとか決まって宿とって新幹線も手配し直して、したらもう後は楽しみで仕方なくて早く7月末になれーッ!と思っていた。
ちなみに7月末にしてたのは、五能線を絶対に晴天で乗りたかったから梅雨明けを狙ってのことでした。

遠野ってご存知の方が多いと思うんだけど、実は私は全然知らなかったのです。遠野物語を読んだことがない。柳田國男も読んだことがない。
ただ、今やっている博物館の「遠野物語と呪術」展はおもしろそうだなあと思って興味がむくむく沸いた。これは遠野市立博物館のTwitter担当さんが上手いと思います。
そんなわけで遠野行くなら遠野物語を読んだ方が楽しめそうだなと思って母に遠野物語を借り、遠野につくまでにはこれを読み終わろうと思ってたのに、旅立つ直前あたりからやっとちまちま読み始めた。
前置きが長い。やっと旅にでます。

2023.7.28(金)

全然早く家を出る気があるのに電車本数の関係で10:44東京発というのんびり具合。遠野物語読み終わってないので車内で読もって思ってたが、Twitterで貯めてた別件の小説を読んでほくほくしたりしていた…遠野物語が夏休みの宿題状態である。
今日は遠野に行くわけじゃないので、一ノ関で下車。
学校が夏休みに入ったからか、東京駅も田舎に帰るのかなという家族連れが多かったりしたけど、一ノ関新幹線ホームでも帰ってきた若者の「ただいまー!」と迎えに来た家族の「おかえりー!」みたいなのがあって、夏の情景だなあとにっこりしてしまった。

一ノ関からは大船渡線に乗り換えて、目的地かつ今日の宿泊地、猊鼻渓で下車。
13:18着。暑さは本番。

時間帯的に日陰がなく、ひたすら照り付ける太陽と草地から立ち上るアツアツの湿気……自分が小籠包になった気分である。おそろしい…日傘がなかったらへにゃへにゃになってコンクリートに溶けてた。
こんな時間に外を歩くバカはいないということなんだろう、誰もいない道を7分歩いて宿へたどりつく。カフェもやってるとこなので、もうここでご飯を食べよう…!と心に決めていた。

café&GuestHouse kaziya
かわいらしい一軒家の玄関を入って奥に進むと明るいカフェスペース。

冷房でキンキンに冷えており、ここが天国か!となりながら、その時の暑かった気持ちでかき氷とレモネードソーダとガレットを注文して、かき氷を先にくださいとお願いした。
レモンシロップと、レモンクリームのエスプーマ、底に多分カッサータ的なものが入っている。さっぱりしてて適度なコクもありおいしいー!

しかし思ったより大きかったのもあり、冷房ガンガンの中で食べてたら最後の方凍えてきた。これは私の目算が甘かった…と思ってドリンクをレモネードからホットのほうじ茶に変更してもらいなんとか解凍される。

サラダととうもろこしの冷製ポタージュ
サラダについてる卵白の手作りマヨがおいしい!

メインは鰆と海老のガレット。鰆たっぷり!

焼きたてパンもつくんだけど、おいしくてせっせと食べたらすっごいお腹いっぱいになってしまった…これからたくさん歩くしよしとしよう。


重い腹は置いてけないが重い荷物は置いて、再び灼熱の太陽の下へ。猊鼻渓で舟下りするためである。
舟の上で水には入れないし暑いかなあと思ってたけど、西日に差し掛かる15時なこともあり思ったより平気!水辺は涼しいのかもだし、日陰を進んでくれたりするととても快適。
魚もたくさんいて、ウグイという魚は身体に金色を散らしたようなキラキラがあってきれい。

両サイドにそびえる岸壁が高くてかっこいい。

渓谷の終点まで行ったら陸に上がって20分ほど散策できる。水際から見上げる岸壁もいい。

帰りの舟ではひぐらしが鳴きはじめていて夏の西日の川下り、めちゃくちゃ夏の概念好きの心をくすぐる。
運よく最前に座れたので写真も美しく撮れる!(平日だけど満席だった)

鏡面反射が美しい。


舟下りを満喫してから、今度は20分ほど歩いて幽玄洞へ。
猊鼻渓で舟下りすると、幽玄洞の割引券ももらえると船頭さんが言ってて、もともと行く予定だった私はありがたくそれを頂く。(スタッフに聞かないと出てこない)
日本最古の鍾乳洞で化石も多いらしい、が、全然有名じゃないらしく私が行った時も誰もいなかった。平日夕方のせいもあるか……

入口に続く道からひぐらしがうるさいくらいに鳴いて日も陰ってきている上に、入口になぜかラジオが置いてあり、誰もいない中陽気なパーソナリティの声が流れているのがどことなく恐ろしい。これは…楽しみですね!実は鍾乳洞初めてな気がする!

洞に入ると、入口のラジオの音が反響していて、進むにつれてだんだん遠くなっていくのがまたなんか怖い。良い。
ここに着くまでにもう形が無くなりそうなほど汗をかいてほっかほかだったので、内部の冷え冷えの気温がありがたい。最深部あたりでは吐く息が見えていた。でもずっとタンクトップで歩いてても平気。

一方通行で一人しか通れないしかなり狭い洞。

鍾乳石に色んな名前をつけていて、結構それがいい。吐雲の龍ってかっこよくないか?!

これは蓮華の壁。美しい。中段右の方、おだやかな仏像の横顔に見える。

鍾乳石って形から連想される手触りはぶにっとしてそうなのに普通に石でおもしろいな。
水の落ちる音がずっと音楽のようで、誰もいないしんとした洞内に響いていてとてもよかった。本当に入って出るまで誰一人入ってこなかったので静かに満喫できたの最高……


外に出ると蒸し暑いけど17:30なのでもうだいぶマシ。夏の夕方の空、いいなあ。一人旅の醍醐味は、情景が100%自分に入ってくることかなって思いながら歩いた。誰かと行く旅も大好きだけどこれはこれでいいな。



宿に戻る前に、行きたかったパティスリーフジへ。
お店のお姉さんはとっても感じが良くて親切で、嬉しくなってしまう!

オーセンティックなケーキをそろえつつ、インスタを見ると最近ぽくてセンスの良いものを作られていたので、今回はシェフの気まぐれケーキをチョイス。
マンゴーとココナッツのムース。夏らしくていい!寝る前に食べたけど、ベースのアーモンドプードルのスポンジ?が効いててムースの酸味とクリーミーさもちょうどいい。おいしかった!

そして焼き菓子マニアなので、焼き菓子をたくさん購入。初日にして荷物をかなり重くしてしまった…。


宿に戻ってとりあえずシャワー浴びたけど、着てたものが湿り過ぎててやばい。
ゲストハウスなので、洗面所・バストイレや冷蔵庫は共同で、部屋は必要最低限のものがあるだけだが十分である。一人だと無駄に広いより手の届く距離になんでもある方が私は嬉しい。


夕飯の時はお酒飲みたくて世嬉の一酒造のクラフトジンを使ったジントニックを頂く。わーい!おいしい!そして夏休みの宿題、遠野物語を読み終わってないので飲みながら読書…

ミニトマトのはちみつ漬けがおいしかった!
メインはまんまるハンバーグ。下にマッシュポテトが敷かれてるのもうれしい。
デザートはカッサータ。
夕飯もパンが好きなだけ食べられるので、つい頼んでしまう…地元産全粒粉使用のプレーンのプチパンがおいしくて…おなかいっぱいすぎる(なんとライスも普通に出てくる)



紅茶は食堂にあるのを好きに飲んでいいので、夜中にケーキ食べる用などでたくさん飲ませてもらって感謝!雰囲気と居心地がいいし、使い勝手も問題ないよきゲストハウスでした☺️


2023.7.29(土)

朝ごはんはクロックムッシュ。チーズたっぷりでおいしい!

今日も清々しい晴れだけど、一歩外に出ると清々しいどころじゃない暑さ…。駅近くのファミマで水分と塩ソーダキャンディを購入。備えあれば憂いなし。
猊鼻渓から大船渡線に乗って一ノ関へ戻ります。
行きと違って空いてたので、ドラゴンレールと名付けられた曲がりくねった線路を堪能。単線だから両脇の緑が近くて、強い日差しと緑のトンネルを進んでいくのが最高。気動車だから架線が無いのも良い。先頭車両で堪能できてよかった。

一ノ関では乗り換えの時間まで1時間弱あるため、暑いけど徒歩7分くらいの一関市立図書館へ行きました。
入口にはSLが展示されている。

開放的できれいな図書館もさらっと拝見。
特集コーナーは時期的なこともあるのか戦争について。一ノ関にも空襲があったことを初めて知った。

図書館1階にあるカフェ ジャーナルにも寄って、ライムミントレモネードとスコーンと紅茶をいただく。
スコーンが大きくて、サクッと派の私が寝返りそうになるぐらい外ガリ中フワでおいしかった!クロテッドクリームに季節のジャムがルバーブなのも嬉しい。
ここで食いしん坊を発揮したため時間がやややばかった!笑


無事新幹線には間に合って、新花巻で下車。釜石線のホームで時間がちょっとあったのでベンチで遠野物語の追い込み読書をする。日陰で、ぬるいけど風があるのでなんとか居られる…。悪くない時間です。

そして快速はまゆりがやってきた!

3両中2両は自由席で、土曜だけど普通に座れてよかったー!車窓からの景色はほんと田園風景で、とても良い。川もあって天気は快晴。景色眺めて、追い込み読書して、うとうともして、なんだかあっという間に遠野駅に着いてしまった。遠野物語は無事読み終えた!


遠野駅着が13:04で、また灼熱の時間帯である。
でもめげすに観光案内所でレンタサイクルをお願いする。たくさんギアのあるe-クロスバイクがラインナップにあるのすごい!しかもたくさん用意してる!!これは勝ち確です。ありがたい!カゴ付きだし!
これが今日の相棒🚴

コインロッカーに大荷物は預けて、元気に漕ぎ出します。らくちんだしギアもアシストも最高ー!
しかし走ってる間は風を受けてるのでだいぶいいけど、止まるとやっぱり滝汗なんだよね…。
遠野では、行くとこをそんなガチガチにはかためてなくて、かっぱ淵と博物館以外は景色を楽しみつつ、その場で出会ったものを見ようと思ってました。

ので、まずはかっぱ淵と常堅寺



きゅうりによるかっぱ釣りを子どもたちが楽しんでおる……
私の印象に残った遠野物語の河童エピソードは二代にわたって河童を産んだ女性の話で、生まれた河童は切り刻んで埋めるみたいなやつ…怖すぎる……。なので、かっぱ淵のかっぱの話は割とコミカルでほっとするよね。

木陰と水辺で一時の涼をいただき、ふたたび降り注ぐ日差しの下。今度は観光案内所で教えてもらったサイクリングロードだ!びっくりするぐらい誰もいない!こんな炎天下にサイクリングロード走るバカいないって話か…?

走ってると、河原の雑草から立ち上る青臭い湿った熱気がモワッてありながら、風の通り道では川の冷気が運ばれて急にシュッと冷たい風が吹く。これが気持ちいいけど、割合的には9:1ってとこですね…。まあ、ごまかしようもなく暑い!
でも景色は最高。
まだ青々とした水田が広がって、その端には山が重なって霞みがかってる。空は真っ青な夏の空。
これが見たくて来たんだよーーーと、汗をだらだら流して身体ホカホカにしながら感無量になり、ひとしきり写真を撮った。

サイクリングロードは途中から川が見えなくなって丈高き雑草の間を走るだけになったからちょっとやめて、田んぼの間の田舎道や山に行く手前の道などふらふら。こういうの楽しい~!

道祖神群。

道祖神群のそばにあるひっそりとした観音堂
強い日差しを受けた影のコントラストがいいよね夏は本当。


景色をゆっくり味わった後は遠野そば まんてんで遅いお昼!地元の人がよく行ってるようなところで、佇まいは観光地というより日常感あふれているお店。
遠野産のそばを毎日挽いて工場で製麺していて、つゆも無化調の手作りらしい味。天ざるには大好きなトウモロコシのかき揚げが入ってて、それだけでもう百点満点なんだけど、お蕎麦も天ぷらもおいしかったー!若いご夫婦でやられていて、二人ともとっても感じがいい。
和食をどこかで挟みたかったので、ここでお蕎麦食べられてよかったな~。


そして最後は遠野市立博物館。

呪術展が目的だけど常設展もさらっと拝見した。馬産地としての遠野も興味があるなあ。今度はレンタカーで来て遠野馬の里も行きたい。

色んな絵馬がかわいい。

呪術展、かわいいのもちょっと怖いのも、知ってる信仰や風習も知らないのもあっておもしろい。撮影可の張り紙もお札になってるの、良いね!護符もかわいいし、熊猟のお守りがお気に入り。

これは見たかったオシラサマ。
Twitterの画像ではもっとおどろおどろしいというか、有体に言うと臓物みたいに見えてたんだけど、実物は蚕の繭的なものが被ったオシラサマであった。


博物館はちょうどいい物量で、見終わったら電車の時間まで残り30分くらい。
微妙な時間なので迷いつつ、気になってた駅近くの遠野醸造TAPROOMへ行き「20分くらいしか時間が無いけど一杯飲めますか?」と聞いたら全然OK。ありがたい!

遠野のりんご農園のりんごで作ったドライシードルのSを一杯と、遠野産ホップシロップ×トニック×レモンのノンアルもいただく。
夏を満喫した身体に沁みわたる~!夏の炭酸って最高だね。

そういえばホップ畑もかっぱ淵の近くにあった。


後は予定どおり各駅停車に乗って新花巻までトコトコ帰る。西日の入る車内も、車窓から眺める風景もいいなあ。

夕飯は駅弁~と思っていたが、新花巻18:07発のやまびこにしたところ、まず駅の売店は18:00で閉まり、やまびこは車内販売無し。そんな予感はしてた!はやぶさじゃないと車内販売は無いって覚えました。
昼ごはん食べたのが遅くて助かったー!
日中太陽を浴びまくって動いたせいか、新幹線では気持ちよく寝たりTwitterしてたらあっという間の3時間ちょい。無事山の無い千葉県へ帰宅しました。
正直千葉の方が涼しいのだが、これも夏の思い出…一足早い夏休みpart1楽しかった!!岩手また行こう!


🌻おまけ🌻
旅行の時着るもの考えるの好きで、今回はすごい目的と合致しつつ好きな感じの服を選べたので嬉しかったから記録してみた。

約束されし汗まみれの旅だったので、
・とにかく暑くない
・あんまり高価じゃない
・アクティブに動ける
に重点を置きつつ自分が着てて嬉しい色になるように手持ち+買い足しでチョイス。年齢なんて気にするなー!!旅ファッションは楽しいね🥳