tabiyuki

忘れないように旅の記録をつけてます(古い思い出し記録も多い)

京都🍁(鞍馬→貴船→三十三間堂→大覚寺→北野天満宮)

【だいぶ前のふりかえり旅行記
書いてるのは2022年11月。
人生で2度目の紅葉の京都。
今回は叡山電鉄の紅葉のトンネルと鞍馬山がメイン。

2017.11.11

8時半くらいに東京駅発の新幹線に乗るのが常なんだけど、なぜかというと8時にグランスタが開店するから。新幹線で食べる軽食から旅の楽しみは始まっている。(家で普通に朝ごはんも食べてきてる)

秋といえば栗なので、今回はDEAN&DELUCAで栗大福を購入🌰

この栗大福の姿を見てよー!ねんどろいど鶴丸の後ろ姿そっくりで中には大粒の和栗が入ってるのです。おいしい上に私のおたく心を満たしてくれる。

そんな感じで早くも胃を満たした状態で京都入り。いつも泊まってる京博前の宿に荷物を置いて、七条京阪から三条乗換で東山まで出て、ルバカサブルでごはん。この日はなぜかランチやってなくてモーニングメニューだった。


そこからまた三条まで戻って、京阪で出町柳へ。
出町柳から初めての叡山電鉄鞍馬線に乗る。

さすがに、紅葉シーズンなので電車はかなり混んでる。
紅葉のトンネルのとこはゆっくり運転してくれて、写真撮ったりできるけど技術がなくて全然いい感じに撮れない笑

鞍馬駅はレトロで素敵。

駅降りたら割とすぐ鞍馬寺の入口があって、そこからはせっせと登る。まあ、大したことはない。


紅葉は緑も多いけどぼちぼちしてる。
本堂まで上って初めて、ここがよく目にする仏教の宗派じゃなくて、鞍馬弘教という1947年に出来た天台宗系の新宗教なのだと気付く。
新興宗教というと身構えそうになるけど、特に勧誘をしてるわけでも無いし教えも嫌いじゃない方向性だったので、ただそういう宗教なんだね、と知る機会だった。

この日は鞍馬から貴船まで山越えするつもりだったんだけど、倒木と参道崩落で途中で引き返すしかなくなった。奥の院も行けず。
であれば、ということで通行止め箇所の手前にある博物館での義経展を見ることにした。
これがかなりタイムリーな、その時上演していた刀ミュの内容とリンクする内容ですごくおもしろかったし、よかった。
※刀ミュはこの時「つはものどもがゆめのあと」を演っていた。現時点では私が一番好きな作品。

展示にあたっての序文がかなり長いけど面白くて、長い歴史の中で義経の人物像がその時代の世相に合わせて随分変わっているって話だった。
以下は同行してた姉の呟きを引用。

平家物語では色白小さい目出っ歯と表現されてるが、これは平家側のセリフ描写なので敵将をバカにすることで士気を上げようとしてる意図もあるかもとか、色白儚げ美男子説は室町時代義経記あたりから。
明治には小さい牛若が大きい弁慶を倒す話がクローズアップされ日露戦争はじめ欧米列強国に対等に立ち回る小国日本になぞらえられ、敗戦後は勇ましい義経ではなく政治に疎いために後白河法王に利用され兄の怒りを買った義経説が広まったって話だった。

歴史というのは形の無いものだとわかってはいたけど、改めてそれを感じる展示でおもしろかったな。
ちなみにこの義経展は2007年からやってるそうなんだけど、今もやってるのかな?🤔
やたら横文字を使うのが好きな、結構回りくどい文だったので出だしでちょっと斜め上から見そうになったんだけど、意外とくせになるいい序文だったのでまた見たい。
序文以外も横文字多用の解説でだんだん楽しくなってくるんだよね。「義経は多くのヴァリアントを産んでいて~」みたいな感じなんだけどヴァリアントって文字を何回か見てやたら頭に残ってる笑

あとご本尊の国宝含めて数体の毘沙門天が見られるんだけど、畳の部屋で静かに見られるのですごーくよかった。


その後下山して、駅前で甘酒頂く。いつも甘酒飲んでるな〜。
電車で貴船まで行き貴船神社まで歩きだすも途中からかなり雨が本降り。龍神の歓迎だと思っているけど、傘持ってなくてなかなか濡れた。
貴船の夜間拝観は紅葉も相俟って混んでた!でも雰囲気よかった〜

貴船川にも灯籠が浮かべてある


雨もあってかなり凍えてしまったので、早めに貴船は出て中心部に戻り、御旅屋さんでごはん。
この時はまだアラカルトにする脳が無く、いつもよりワンランク上のコースにした。この次に来たあたりからアラカルト派に進化。

桜えびのかき揚

牡蠣の卵とじごはん


2017.11.12

今日の予定は何度か訪問済みの大覚寺北野天満宮だけなので、宿から徒歩30秒という理由で久々に三十三間堂へ行った。
子どもの時に来て以来だったけど、やっぱり壮観でよかった!参拝客が少なかったので、静かな中で見られたのもやっぱり気分に影響はする。
三十三間堂は清盛が後白河上皇のご機嫌伺いで建てた(意訳)ので、図らずも今回の京都は源平付近のとこばっか行ったな〜。こういうことよくあるけど、旅のコンセプトが自然と決まる感じで好き。


その後嵐山に移動してランチ。
2度目ましてのコスパ最強で大好きな味のフレンチRestaurant ル・プラ・プリュ🍴
なんでもおいしいけど、パンがおいしすぎてすぐ追加注文しちゃう。どんっとしたブールを半分にしたやつがくる。たっぷりバターも当然追加😋


前菜の盛合せは正義


デザートは秋だから柿❤️


大覚寺は秘宝展に出てた毘沙門天のポーズが鞍馬寺毘沙門天と同じことで有名だそうで、たまたま鞍馬寺行ったあとだったので巡り合せ〜ってなった。ほんとこういう偶然、好きだな。

そこそこ紅葉してる大覚寺


大覚寺でのんびりしすぎて、北野天満宮の宝物殿が閉まっちゃう!と思ったら、もみじ苑の夜間拝観期間だったから宝物殿も長くやっててセーフ。
髭切見たり、大好きな北野天神縁起絵巻を見られてよかった〜これが絵巻は初見だったかな。

道真公の怒り。

このシーンのクリアファイルを愛用してて傷んできたからまた売って欲しいのに今はもう無いんだよね…🥲

ネコチャン


時間が結構無かったので、確かタクシーで出町柳まで出て、あとは電車で宿まで帰って荷物ピックアップしてバスか徒歩で京都駅へ。
レンタサイクル使ってない時代はなんか非効率だなすごく。

帰りの新幹線メシは伊勢丹地下のウナギ弁当


紅葉旅というより、鞍馬寺義経展が一番印象に残る旅だったな。次こそ鞍馬ー貴船を歩きたいね。また行こ〜いつか。