tabiyuki

忘れないように旅の記録をつけてます(古い思い出し記録も多い)

京都🍁(嵐山→角屋→東福寺)

【だいぶ前のふりかえり旅行記
書いてるのは2022年11月。
大覚寺の夜間拝観と膝丸の展示にかこつけて、何気に初めての秋の京都だった。

2016.11.12(土)

京都駅からJRで嵐山へ向かい、まずランチ。
行こうと思ってたフレンチが満席で入れず、急遽決めた創作フレンチみたいな店に入ったのだけど、これは今後のためのいい勉強になる失敗ランチだった。
長々と書いてたんだけどどう読んでも感じ悪くなりそうなので、創作フレンチという言葉と値段から想像する店としては色んなことに違和感のあるとこだった、とだけ書いておく。
ちなみにこの店の口コミは概ね悪くないので、やっぱりお店選びはじっくりと、そして自分の感覚を大事にするのが一番だと思いました。

この苦い経験以後、できるだけ昼も夜もどこで食べるかは事前に決めて予約を徹底するようになった。行動が予約に縛られるデメリットはあるけど、旅の楽しみのひとつであるごはんで失敗することに比べたらどうということはない。これは食べ物比重高めの人間による結論だけど。


さて、今回は大覚寺の夜間拝観後が楽なように大覚寺付近の民宿泊。まず荷物を預けて膝丸の展示へ。大覚寺での展示は初めて見る回だったかも。

紅葉はどこもかしこもあってとてもいい。緑もまだ多いけど、そこそこ赤くなってる。

祇王寺
ひっそりしていて、こじんまりした良いお寺。

二尊院


嵐山の混雑してない側で紅葉を落ち着いて満喫し、宿に戻って夕飯。湯豆腐久々に食べた。
宿の方とお話しして、大覚寺の除夜の鐘突きに毎年泊まりに来るお客さんもいます〜って話がいいなあってなった。私もそういう遊びに来方したい。今は確か一般の人は除夜の鐘突けないになってたかな。


大覚寺夜間拝観。
真紅の水鏡って、なかなか中二心をくすぐるセンス。

お寺の夜間拝観は、外の紅葉もいいけど普段見ることのない夜の建物の姿が好き。

夜間拝観後、徒歩で宿に帰れてだらっと休めるのはとてもいい。部屋でポケモンGO立ち上げたらカビゴンをGETできたのが嬉しくて覚えてる。
大覚寺側の嵐山は本当に静かで、古い民宿で過ごす夜はなんともいえない良さがある。

2016.11.13(日)

天龍寺
借景含めてさすがのお庭。

しかし紅葉シーズンなのでめちゃくちゃ混んでいる。広い畳の部屋が多いので、なんかもう観光客が畳でくつろいでいる笑
その畳の部屋に掛かっていたお軸が……

妄想することなかれ
くだらぬことを考えるな

そんなん絶対無理だーって笑ってしまったオタク😂

それにしても紅葉がきれい。


お昼は鯛茶漬け行こうと思ったけどすごく並んでたから無理するのはやめて、斜向いぐらいの洋館で洋食を食べた。


午後はフォロワーさんにおすすめしてもらった揚屋文化を保存している角屋へ。

丹波口の駅降りて、とても昔は花街だったと思えない雰囲気の道を歩いていくと、ある。島原という土地の名前は聞いたことあったけど、実際どの辺なのかわかってなかった。

麗らかな陽の入る松の間でまったり解説のおじさまとお話して、庭の主のキジバトさん眺めたりしてとても楽しい。

臥竜の松


この広間の右奥が、殺される前の芹沢鴨が座ってたところ。


台所

2階は撮影禁止で、凝った意匠のお部屋が色々ある。ぱっと見た目の華やかさがあるわけじゃないこだわりの技術がすごい。螺鈿や、うねった格子が素晴らしい。
記憶が薄れてきてるので、また行ってみたいな。


その後は、激混み必至の紅葉の名所、東福寺へ。
門に入る前から人の量がすごい。
大きいお寺だから紅葉の数もすごくて、紅葉の海だな〜と思った。

一番有名な通天橋では立ち止まらないでくださいと言われてるのに観光客は無視してるし、マナーの悪さの方が気になってしまって、景色を楽しみきれないのがもったいない。


あとは塔頭の国宝、龍吟庵が特別公開なので入ってみた。名前に惹かれたとこはもちろんある、大倶利伽羅くん推しのおたくです。

結構、龍がわかりやすいタイプの石庭。

こちらはほとんど人がいなくて、静かに堪能できてよかった。


混むことと紅葉を楽しむことの良いバランスというか、妥協点を見つけるのが難しいなあと感じた初めての秋の京都旅だったかな。
自分も混雑の人数を増やしている一人なので、人が多いことはもちろん文句が無いんだけど、覚悟がいるというか、それでも見たいか?という自問が必要だなと思った。
東福寺は広くて高低差もあって、紅葉の数もすごいから見ごたえがあるのは間違いないけど、個人的には同じ混んでて大規模寺院という括りなら天龍寺の方が好きだったかも。
三千院も紅葉の時にいつか行きたいけど、ここも覚悟必要なやつだよね…近くに泊まって早朝行くとかがいいんだろうな。