tabiyuki

忘れないように旅の記録をつけてます(古い思い出し記録も多い)

隠岐(島後)

【だいぶ前のふりかえり旅行記
2019年GWの隠岐旅。書いてるのは2024年1月。

隠岐は2018年夏に島前の西ノ島へ行ったので、今回は島後。
ちなみにこの2日前に広島県大久野島へ家族旅行をしており、山陽→関東→山陰→関東という移動となったため、ものすごく交通費がもったいなかった!思い出すと号泣である。5/1、2が平日だったばっかりに……休みづらい空気の職場で「休みます!」と言えなかった私の弱さよ。(転職済)

一年前の鳥取隠岐旅はこちら↓
tabiyuki.hatenablog.com


さて、一年前に隠岐を訪れていたのでだいぶチケット手配などは勝手知ったるものとなっていてスムーズ……と思いきや、やっぱり空港から港、船の時間あたりがわかりづらく難航。でも2月中旬に手配を始めたからGWでもまだ色々空きがあってホッとした。

【交通手段】
1日目
●飛行機 9:35(羽田)→10:55(米子)
●電車 米子空港→境港
●ジェット船 境港12:00→西郷港13:23
●レンタサイクル

2日目
●レンタカー

3日目
●バスツアー
●ジェット船 西郷港 13:30→七類港 15:12
●連絡バス 七類港米子空港
●飛行機 16:55(米子)→18:25(羽田)

電車とバス以外すべて要予約。特にGWやお盆はレンタカーと船は早めの予約を心に刻んでいる。

2019.5.4(土)

2024年の現在、オタク界隈では空前の鬼太郎ブームだが、この時は米子空港の鬼太郎にも、港まで行く列車でも、「わー!鬼太郎だ!」くらいのちょっと嬉しい程度テンションであった。

境港から1時間半くらいで島後の西郷港に到着。
港からすぐの観光案内所でレンタサイクルの申し込み。行く場所を告げると、「そんなとこまで行くの?!自転車で!??」みたいになることは結構多い。そんなにやばいほど遠い気は自分の中ではしないんだけど、自転車の適正距離の感覚ってかなり人によって違うのだと旅をしていると感じる。

自転車を用意してくれた男性の若者は、隠岐出身で大阪に勤めていたところ家の事情でこっちに帰らざるを得なくなったそうで、大阪に戻りたい…なんで都会からわざわざ隠岐に?と心底不思議そうにしていた。それは、そうだろうなあ…となんとも言えない気持ちになる旅行者の私なので、このやりとりはすごく記憶に残っている。


さて、西ノ島でアシスト自転車を借りたことで大変助かったので、今回もアシスト自転車。
隠岐旅工舎の「ちょうどいいハイキング&海岸さんぽツアー」に申し込んでいたので、その集合場所まで快適にサイクリングして到着。
そこから、ガイドのおじさんとそんなにきつくないアップダウンのハイキング。植物や隠岐の気候などを説明しながら歩く、よきネイチャーツアー。

結構登った先で休憩したときに、対岸に見える岩の柱状節理の話を聞いて「学校で習ったことある!」と盛り上がる。大人になってから小中高で習ったこととかに出会うとすごいおもしろいので、やっぱり学習ってしとくと楽しいよなーと思う近年である。

そして対岸を見下ろすと屋那の松原の舟小屋群が見える。

伊根の舟屋も行ってみたいので、ここも対岸からじゃなく直に行ってもみればよかったかも。


一通り山を散策したら奥津戸遊歩道入口に降りて海岸に出るコース。今度は海の中とか海の岩の解説をしてもらう。

流紋岩ミルフィーユのようで綺麗。

浜辺の花もかわいい。

大きいヒトデ!海にいるこんな大きいの見たことないから興奮した。

ウミウシ(ちょっと苦手)も見せてもらったり、綺麗な海の中も楽しい~。

海岸では男性二人組がキャンプをしていて、二人で来てるけどそれぞれソロキャンするスタイル。自由でいいね!
隠岐には移住してきたそうで、レンタサイクルのお世話してくれた若者の話がある一方、こういう人もいるんだなあ。ゆったりした時間が流れていて、正直うらやましいと思ったりした。


ツアーは2時間コースなので17:00にガイドのおじさんとはお別れして、レンタサイクルを戻して宿へ。
竹の坊
小さいけど綺麗で行き届いたお宿。港からも近いので周りに店も多くて助かる。


夕飯は宿から歩いていけるお寿司屋さん。
八百杉
当時で3000円のコースを予約してたんだけど、盛りだくさんの内容で大満足~


夜はふとんに入ってからその時はまってたハイキューの話をたくさん聞いてもらった気がする笑


2019.5.5(日)

この日は朝からレンタカーを借りて島内ぐるり。

壇鏡の滝

ここよかったー!歪んだ石段を登って行くと高いとこからミストのように滝が落ちてきている。マイナスイオンがすごい!


ここでは野生のポケモンそざぬいくん(?)を助けたヌードルストッパー伽羅ちゃんがそうざくんのトレーナーになる話をしていてすごい楽しかった気がする…。
伽羅ちゃんはもっとドラゴンタイプのかっこいい感じのポケモンをゲットするつもりだったのにタブンネみたいなそうざくんのトレーナーにひょんなことからなってしまい、だんだんと良き相棒になる話である。
やってることが小学生だけどまあいいじゃん。

石段で伽羅ちゃんのイメージフォトをたくさん撮ってもらった♡かっこいい伽羅ちゃん♡


滝に行く道は細い山道で、途中ですごく綺麗な鶏に遭遇してびっくりした。どこかの家から出てきたのかなー野生の鶏はいないはずだし…


お昼はLa Cigale Caféに行きたかったんだけど、行ってみたらやってなかった!今もやってないのかもしれない…すごく不定期なのかも。でもおいしそうなんだよね。

じゃあこの辺で食べられるとこ行こうということで、五箇創生館の中にある喫茶店へ。
喫茶 木かげ
竹島海鮮カレーというなかなか攻めたメニューを頂いた気がする。
あとコーラフロートを飲んだらおいしくて。あったかくて天気良い日だったからフロートがぴったりだった。


道中よさげな海岸に立ち寄って散策したり伽羅ちゃんとそうざくんの写真を撮って遊ぶ。

これは故郷の村を焼かれた伽羅ちゃん(という設定。そういうのが似合う)

それを見守るポケモンポケモンではない)のそうざくん


最後はローソク島遊覧船
ローソク岩にちょうど太陽が来る時間に合わせて出航です。

船着き場のそばにある小さい島が入口に鳥居があって、これゲゲゲの謎に出てくる島にちょっと似てる。映画見た時にどこかでみたような気がするんだが…となって、あとで写真見返したらここだった!


海関係の観光は海が荒れてたらダメだし、ローソク岩は晴れてないとダメだしで、今回はすべて満たしてたからなんの問題もなくて本当にラッキー。同乗した方たちで、複数回トライしてやっと今日は見られそう~!と喜んでる方もいらした。

ローソク岩以外にも色々島の説明もしていただきながらの航海なので楽しい。すごく空がきれいな日だったな。雲が平筆でサァッと引いたみたいで。

ローソク岩もちゃんとローソクに撮れました!


下船後は、船から見て気になっていた福浦トンネルに行ってみる。手彫りトンネルって色んなとこにあるけどいつも気になっちゃう。中はこの時は入れなかった気がする。崩落とかそういう関係で。
しかし海に流れてくるゴミを見るとハングルがすごく多くて、近いんだなというのを実感する。これは太平洋側民には見慣れないやつなので。


夕飯は宿に一旦帰ってから歩いて近くの居酒屋へ。やや記憶が曖昧。
居酒屋鱗
写真が無くて何食べたかあんまり覚えてないんだけど、海鮮のおいしい地域なので何食べてもおいしいんだよねほんと。


夕飯後、飲んでないので車で星見に行こうぜ!というわけで暗いところを目指す。旅先ですぐ星見に行こうぜ!ってしてしまう。
開けてて暗いところがよかったので、そう遠くない位置にある隠岐空港へ。ちょっと行ってみたかったのもある。
もう閉まってる時間なので広々駐車場に停めて、ベンチに寝っ転がって星を見ながら今度はうたプリの話をしていた。劇団シャイニングが2.5になるタイミングだったのでそういう話をしてた気がする。星がどうだったかはあんまり覚えてない笑


2019.5.6(月・祝)

最終日。1日借りていたレンタカーを朝返し、午前中で終わるバスツアーへ。
ところで、こういう島でレンタカー借りるといつも返却時のチェックが全然なくて、なんたるゆるさよ…とニコッとしてしまう。特にやましいところがあるわけではもちろんないんだけど、車持ってってお金払うだけで終了するパターンがめちゃ多い。


バスツアーは初日にもお世話になった隠岐旅工房の「ジオバスちちすぎコース」8:30 - 12:20
昨日回れていない方面を行ってくれるのでちょうどいいかなーと思ったツアーである。

岩倉の乳房杉
これはさすがに圧巻の杉だった。

隠岐の山の中、時期的なものもあるだろうけど湿り気があって、ずっとすごいマイナスイオン発生してるって感じする。感じしてるだけかもしれないけど。


浄土ヶ浦
浄土が名に着く浜ってたくさんあるから、みんな美しいと浄土に感じるんだなあ。


黒島展望台
似たような展望台にちょこちょこ行ってはいたんだけど、ここは行ってなかった。
展望台にあるトイレに注意書きがロシア語でしてあって、この時わざわざロシア語があるのはなんでだろうと思って調べた気がするのに思いだせない…こうやってすぐ忘れるから記録は必要なのだ。

この展望台後、車に揺られていることによる眠気に抗えず私はすやすやしてしまった…ガイドツアーなのに……
でも何をおいても眠気って最強で、どうしようもない。


佐々木家住宅
ここがツアー最後の見学どころ。
地元の庄屋さんで、建物は天保7年築。古い住宅を見せてもらうのは大好き。要点をこちらも忘れてしまっているのが口惜しい。


ツアー終わったらもう後は船で帰るだけなので、港の近くでランチ。
サカータブロス
口コミがさんざんなのと普通なので二分してて笑うんだけど、私が行った時は全然普通。カレーおいしかった。


帰りは行きに乗って来た堺港より一つ外海側みたいな立地の七類港に着く。そこから連絡バスで米子空港へ。本当に、隠岐島根県)に行くなら米子空港鳥取県)が一番良いと何度でも言っておく。島根県の案内に従っては出雲空港に案内されるのでほんとう良くない…出雲についでにいくならいいけども。

無事羽田に着いて、羽田でごはん食べて解散。
次は海士町とか知夫里島も行きたいね~。